2006 Fiscal Year Annual Research Report
2児の親となること-第2子妊娠から出産後の母親及び父親の役割適応プロセスの相違-
Project/Area Number |
18791664
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
坪田 明子 (寺尾 明子) 国際医療福祉大学, 医療福祉学研究科・保健医療学専攻, 講師 (10324691)
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Keywords | 助産学 / 家族看護学 |
Research Abstract |
本研究では、第2子妊娠期から出産後において、まだ幼い第1子を育てながら第2子を迎える母親および父親がどのように2児の親になっていくのか、その役割変化受容の過程を明らかにすることを目的として、縦断的調査を行っている。 研究方法は、半構成的面接法を用いるため、平成18年度は、まず予備的に妊娠期の母親を対象として行っていたインタビュー内容を参考とし、本研究め調査に向け、イタンビューの質問内容を吟味した。同時に、研究の趣旨を説明し許可を得られた病産院および社会的活動の場にて、対象者のリクルートを行った。調査対象妊婦へ、研究の目的・内容・面接の概要およびプライバシーの保護等を説明し、倫理的配慮を十分に行ったうえで対象者をリクルートした。平成18年度はく第2子妊娠中の母親及び父親ら組に協力を得られた。母親の年齢は28歳から35歳、父親の年齢は28歳から36歳、第1子の年齢は初回インタビューにおいて1歳から2歳であった。 研究参加者に対し、産前(妊娠末期)および産後1ヶ月〜2ヶ月において、母親および父親にそれぞれインタビューを行った。その結果、産前と産後で、第2子を迎えることに対する意識の変化が見られた。また、特に産前について、父親と母親の意識の違いが感じられた。 今後、引き続き研究参加者の了承を得た上で、産後6ヶ月〜7ヶ月におけるインタビューを実施しく質的にインタビュー内容の分析を行っていく。 また、研究協力者のリクルートを行い、対象者数を増やし研究を進める予定である。
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