2007 Fiscal Year Annual Research Report
大腿骨頸部骨折患者をもつ家族への退院後の支援に関するガイドラインの作成
Project/Area Number |
18791674
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
岡田 純也 Nagasaki University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 講師 (70315266)
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Keywords | 大腿骨頸部骨折 / 家族看護 / 退院支援 |
Research Abstract |
高齢社会の進展に伴い、高齢者の大腿骨頸部骨折は増加している。また、わが国では、大腿骨頸部骨折患者の家族に対する手術前指導や退院指導が十分に実施されていないのが現状であり、退院後の患者の家族の介護負担などが大きくなることが予測できる。そこで、大腿骨頸部骨折患者の家族に対する指導の現状を調査し、手術前指導、退院指導のガイドラインの作成、実施、評価を目指して実施した。 1.文献検討 今回の研究のキーワードを「大腿骨頸部骨折」、「家族看護」、「退院支援」とし、文献検討を行った。検索方法は、医学中央雑誌のデータベース過去10年間を検索した。ヒット件数は、「大腿骨頸部骨折」と「家族看護」は12件、「大腿骨頸部骨折」と「退院支援」は4件であったが、ガイドラインの作成の分類に結びつく要因に関する文献はなかった。 2.大腿骨頸部骨折患者の家族に対する指導の現状 大腿骨頸部骨折患者の家族に対する指導の現状について、聞き取りを実施した。その結果、大腿骨頸部骨折患者の家族に対する手術前指導においては、【手術に必要な物品の準備の説明】はどの施設も行っていたが、【今後の予定】や【退院指導】に関する説明は十分に実施されていなかった。今後、大腿骨頸部骨折患者の家族に対する指導を実施している施設に対し、聞き取り調査を行い、ガイドラインの作成において、参考にするためにも継続した調査が必要である。 3.ガイドラインの作成、実施、評価 整形外科看護を専門とする大学の教員より、大腿骨頸部骨折患者の家族に対するガイドラインの作成に関してアドバイス中である。さらに、大腿骨頸部骨折患者の家族に対する指導の現状を調査し、ガイドラインの作成、実施、評価を行っていく。 以上のことより、さらなる文献の検討、大腿骨頸部骨折患者の家族に対する指導の現状について、研究を継続し、大腿骨頸部骨折患者の家族に対する指導の効果を考えていく。
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