2006 Fiscal Year Annual Research Report
経産婦のニーズに合った参加型出産前教育プログラムの開発
Project/Area Number |
18791685
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
片岡 優華 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助手 (70404928)
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Keywords | 看護学 / 経産婦 / 出産準備教室 / プログラム開発 |
Research Abstract |
1、経産婦を対象とした出産前教育プログラム内容の検討・実施 経産婦を対象とした出産前教育(以下クラスとする)の内容・運営方法についてはプレテストを実施し検討を重ねた。平成18年10月から開始し、毎月第1月曜日(講座時間は2時間,参加者10名程度)に実施している。クラスの内容が統一になるように次回の担当者も参加するように努めている。また、研究者も毎回参加しクラスの内容を確認している。 2、プログラムの内容 (1)自己紹介(2)グループワーク(過去の出産について、今回のお産への思い等を自由に語り合う)(3)経産婦の出産の特徴について(4)呼吸法の練習(5)入院の準備について(6)上の子への対応について(7)母乳の話、マッサージの練習 3、調査の実施 1)対象者:S病院に通っている妊娠35週程度の経産婦と出産後入院中の経産婦 2)方法:経産婦のニーズの把握、出産前教育を受けた事による影響を調査するため、質問紙調査を実施 3)質問紙内容(自由記述と選択記述) (1)産前質問紙内容:過去のお産に対する思い、今回のお産に対する思い、お産に向けての準備状況、家族との関係、上の子の事、病院スタッフとの関係について (2)産後質問紙内容:過去のお産に対する思い、今回のお産の実際とその思い、お産に向けての準備状況、家族との関係、上の子の事、病院スタッフとの関係について 4、結果・今後の方向性 現時点で、産前質問紙64部(受講者:20部 未受講者:44部)、産後質問紙60部(受講者:13部 未受講者:27部)回収できた。産前質問紙の結果では、受講してよかったと答えた方は14名(74%)、産後質問紙の結果では、受講したことが役に立ったと答えた方が経膣分娩者では12名(100%)であった。その他、詳細については分析中である。今後、経産婦の特性やニーズを明らかにし、受講した群と受講していない群を比較する。その結果をふまえて経産婦に有効な出産前教育内容について検討する。質問紙は平成19年10月まで配布予定。
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