2007 Fiscal Year Annual Research Report
子どものアトピー性皮膚炎が家族に与える影響とそれに対する家族の対処行動
Project/Area Number |
18791686
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
松林 由恵 Tokyo Metropolitan University, 人間健康科学研究科, 助教 (60404943)
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Keywords | アトピー性皮膚炎 / 家族 / 小児 / 看護 |
Research Abstract |
本研究は,子どもがアトピー性皮膚炎に罹患することによって,家族がどのような影響を受けるのか,そのプロセスと構造を明らかにすること,また,その影響に対して家族,特に両親がどのように対処しているのかを把握することを目的とした。当初の計画では,本年度は父親に対してインタビュー調査をおこなう予定であったが,昨年度から,母親,父親双方のインタビューを同時期におこない,比較する必要性が生じたため,今年度も昨年度に引き続き,両親へのインタビュー調査を実施した。 グラウンデッド・セオリー・アプローチという分析手法をとっている関係上,現時点での分析結果であり最終的な報告は難しいが,次のようなことが明確になった。子どものケアを中心となっておこなっていたのは,主に母親であったが,父親もアトピー性皮膚炎に関する情報収集や薬の塗布などできるところを協力していることがわかった。ただ,どのような時にどのような協力体制をとっているのかは,まだ明確ではない。現段階では,子どもがアトピー性皮膚炎に罹患することによって受ける影響の内容が分かったに過ぎないため,今後もインタビュー調査と分析を進め,そのプロセスと構造を明らかにしていきたい
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