2006 Fiscal Year Annual Research Report
幼児及びその保護者を対象にした喫煙防止教育方法の開発とその評価
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18791718
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
玉置 真理子 岐阜大学, 医学部, 助手 (00377681)
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Keywords | 幼児期 / 喫煙防止 / 紙芝居 |
Research Abstract |
研究目的:幼児期のおける喫煙防止教育方法の効果を知る。 <喫煙防止教育の評価を幼児の保護者に実施することについて> 園児に喫煙防止教育を行うことでどんな影響が起こるか,園児に教育を行った場合どんな評価方法があるかを考える際に,教育を行った園児ではなく今回はその保護者に着目して評価することとした。喫煙防止教育を園児に実施することにより,親が分煙行動などをする(波及効果)と考える。そのため,健康教育手法(受動喫煙の害などをパンフレットのみ,又はパンフレット及び幼児に紙芝居を実施することによって教育する)の違いによる保護者の意識変化及び行動変容を質問紙調査により知り,本健康教育の効果を見ることで評価の一つとすることとした。 <調査内容> 1)調査対象:4〜6歳児とその保護者 2)調査表記入者:保護者 3)調査項目※調査票で明らかにしたいこと (1)喫煙による健康影響(受動喫煙及び能動喫煙)の知識、(2)家庭内での喫煙者の有無、(3)家庭での分煙状況、(5)紙芝居の分かりやすさ(6)記入者の性別(7)記入者の年代(8)記入者の喫煙の有無※調査票作成にあたって喫煙と健康第2版(厚生省編),平成10年度喫煙と健康問題に関する実態調査参照※上記(1)〜(8)を幼児向け喫煙防止教育実施前後に実施した。喫煙防止教育の効果(日常対処行動)を明らかにするために現在分析中である。 <研究方法> 市内保育園・幼稚園を以下の3群に分け,保護者に、喫煙防止教育前後に質問紙調査を実施した。 ◎健康教育群A:園児のみに喫煙防止教育を行つた群(パンフレット配布あり) ◎健康教育群B:園児及び保護者に対して喫煙防止教育を行った群(パンフレット配布あり) ◎コントロール群:パンフレットのみ配布
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