2008 Fiscal Year Annual Research Report
元気高齢者の健やかな老いを目指した小地域型介護予防活動の効果に関する縦断研究
Project/Area Number |
18791721
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
原口 由紀子 Tottori University, 医学部, 講師 (30335525)
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Keywords | 地域 / 健康寿命 / 縦断研究 / 自立高齢者 / 閉じこもり / 介護予防 / リスク要因 / ヘルスプロモーション |
Research Abstract |
ベースライン時のアンケート調査を平成17年9月に開始しているため、平成20年度は追跡3年経過したことになる。本研究は、平成17年9月1日から平成20年8月31日までの3年間の前向き縦断研究であるため、自治体Aから提供を受ける情報を基に引き続き、データベースの整備を行った。 データベースの中味は、追跡アンケート調査結果、介護予防事業の参加状況、要介護状態への移行日(原因疾患)、死亡日(死因)、町外転出日である。追跡2年目以降は、追跡アンケート調査は実施せず、介護予防事業の参加状況とエンドポイントである要介護状態への移行日(原因疾患)、死亡日(死因)、町外転出日の転記を研究協力者2名を雇用して引き続き行った。介護予防事業の参加状況に関しては、本研究の目的でもあるポピュレーション・アプローチとして、全38地域で毎月2回展開されている運動を中心とした小地域型(草の根)の介護予防事業の19年度の参加状況のデータを収集した。要介護状態への移行日と要介護の原因疾患は介護保険台帳、死亡日と死因は死亡小票、町外転出日は住民基本台帳を閲覧しデータを得た。 平成20年度は、縦断的分析を行い、平成17年度における介護予防事業の参加の有無と平成17年度までの参加回数により、平成17年から平成20年度までの3年間における死亡や要介護状態の発生のリスクに差異についての分析を行った。データ収集、入力とクリーニングの作業が完了したのが平成21年2月末であり、解析が全て終了しておらず、研究成果の発表は平成21年度に引き続き行っていく。
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