2006 Fiscal Year Annual Research Report
在宅で終末期患者を看取った遺族への遺族訪問ケアプログラムの開発とその評価
Project/Area Number |
18791742
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
岡本 双美子 大阪市立大学, 医学部, 助手 (40342232)
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Keywords | 遺族のニーズ / 遺族ケア / 悲嘆 / 死別 / 緩和ケア / 在宅ホスピスケア / 遺族 / 終末期がん患者 |
Research Abstract |
目的:在宅で終末期がん患者を看取った遺族への遺族ケア訪問プログラムを考案するための基礎資料を得るために、訪問看護を受けながら在宅で終末期がん患者を看取った遺族の悲嘆過程および、二次的ストレスの有無とその内容、ニーズ、そしてサポートなどを明らかにすることを目的とした。 対象:在宅で訪問看護を利用した終末期がん患者を看取った遺族で、(1)終末期がん患者を看取った後、3ヶ月から1年経過した者、(2)終未期がん患者の年齢が40歳以上75歳未満である、(3)本調査の目的や方法を説明し、調査へめ承諾が得られた者、以上の条件を満たす方10名程度。 方法:研究者は、訪問看護ステーションの管理者に研究の趣旨と倫理的配慮について口頭と文書によって説明した。承諾の得られた訪問看護ステーションの管理者に、研究参加が適切であると判断される対象者の選択と、選択された対象者への研究者および簡単な研究め趣旨と研究協力の説明を依頼した。同意の得られた対象者に対し、研究者が訪問し、研究の目的・意義・方法、さらに下記の倫理的配慮に関して口頭と文書によって十分説明し、研究協力の同意を得た。 倫理的配慮:対象者に対し、研究協力は自由意思によるものであり断ることができること、身体的・精神的負担に留意し、中止や中断・延期や返答拒否ができること、面接中に状態の変化があった場合は、訪問看護ステーションに連絡し、以後の対応を依頼すること、協力の可否によって個人や訪問看護ステーションに何ら不利益が生じないことを説明した。また、収集じたデータおよび結果について、匿名性を保障し個人が特定できないように処理すること、研究の目的以外に使用しないこと、厳重に鍵のかかる場所で管理し、研究終了後速やかに破棄すること、研究結果の公表において個人名や施設名の公表は一切なく、ブライバシーの保護に厳守することを説明した。 結果・分析:現在8名の結果を分析しているところである。
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