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2006 Fiscal Year Annual Research Report

機能性・快適性・柔軟性を重視したサービス指向ホームネットワーク環境の構築と評価

Research Project

Project/Area Number 18800060
Research InstitutionNanzan University

Principal Investigator

井垣 宏  南山大学, 数理情報学部, 講師 (20403355)

Keywordsホームネットワーク / サービス指向 / サービス競合 / 家電 / Webサービス
Research Abstract

本年度は,モデル駆動開発手法を用いたサービス指向ホームネットワークアプリケーションの開発方法を提案した.ホームネットワークシステムによって提供されるサービスの一つである,連携サービスは複数種類の家電機器におけるさまざまな機能を組み合わせることで実現される.このようなサービスの開発では,機器機能を呼び出すためのAPIとそのAPIの組み合わせによる連携サービスの実装が求められる.
一般に,連携サービスのような複数のコンポーネントを組み合わせたアプリケーション実装の際には,サービス競合が考慮されなければならない.サービス競合とは,単独では正常に動作するサービスが複数組み合わせられたときにサービス間に発生する意図しない相互作用のことを指す.例えばホームネットワークシステムでは,部屋を明るくするというサービスと暗くするというサービスを同時に実行することはできない.そこで我々は,モデル駆動開発手法の方法論である抽象化(モデル化)の概念を利用し,機器コンポーネントと連携サービスのモデルから,サービス競合が発生するかどうかを検証する仕組みを実現した.これにより開発者は,実装フェーズに入る前に,これから作成する連携サービスアプリケーションが正常に動作するかどうかを検証し・その結果に応じた修正を施すことが可能になる.さらに,モデル駆動開発の二つ目の概念として知られる自動生成にもとづき,作成されたモデルからコードの自動生成を行うプログラムを作成した.ソースコードの自動生成では,家電機器の内部実装に依存する部分とAPI部分との分離が行われ,外部に公開されるAPIとAPIを組み合わせるための連携サービスの実装が自動的に生成される.これら二つの手法により,ホームネットワークアプリケーション開発者に要するコストを削減し,より品質の高いソフトウェアを作成することが可能になった.

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Adopting Model-Driven Development for Integrates Services and Appliances in Home Network Systems2006

    • Author(s)
      Hiroshi Igaki
    • Journal Title

      Proc. 13th Asia-pacific Software Engineering Conference (APSEC 2006)

      Pages: 45-52

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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