• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2006 Fiscal Year Annual Research Report

高齢者の移動能力を障害する膝関節痛の予防・進行防止を目的とした運動療法の確立

Research Project

Project/Area Number 18800073
Research InstitutionHiroshima International University

Principal Investigator

木藤 伸宏  広島国際大学, 保健医療学部, 講師 (40435061)

Keywords膝関節痛 / 高齢者 / 動作解析 / 筋電図 / 運動療法
Research Abstract

本年度は計測システムの構築と解析プログラムの作成、予備実験を中心に行った。計測システムは、三次元動作解析機器VICON、AMTIフォースプレート、NORAXON筋電計を同期するための同期信号スイッチを作成した。計測システムの同期についての問題はすべて解決できた。また、NORAXON筋電計から得られる筋電波形をwavelet解析するために、matlabにてプログラムを作成し、問題なく解析ができることを確認できた。
予備実験で得られた結果を以下に記す。
1.歩行時の各マーカー座標、関節モーメント、各セグメントの角度、筋電波形を同期させ、時系列データとして抽出した。
2.筋電波形の評価として、積分値および歩行時の質的評価としてwavelet解析を用い、中間周波数の変化を捉えることが可能である。
3.変形性膝関節症とコントロール群の筋電波形を比較する場合、股関節内転筋群が有用である可能性があるが、貼付した電極の固定性や表面電極などの問題より、そのデータの正確性に問題がある可能性が示唆された。
4.大殿筋、中殿筋、外側広筋からの筋電波形は安定しており、普遍的なデータが得られる。よって本研究では、中殿筋、外側広筋を筋電計測のターゲット筋とする。
5.関節モーメントは絶対座標系を用いて算出しているが、各セグメントの回旋変位量が大きく、それを解決するために局所座標系を用いて算出する。現在、そのプログラムを作成中である。
6.筋電波形の量的解析として、得られた波形からRMSを時系列で求め、1歩行周期を100%に正規化したうえで主成分解析を行い、それぞれの主成分ベクトルおよび主成分得点を求める。波形の形状および筋電量を示すベクトルの主成分得点を量的指標として有用である可能性が示唆された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2007 2006

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 姿勢異常と理学療法2007

    • Author(s)
      木藤伸宏
    • Journal Title

      理学療法 24・1

      Pages: 179-187

  • [Journal Article] 関節病態運動のメカニズム2006

    • Author(s)
      木藤伸宏
    • Journal Title

      理学療法 23・10

      Pages: 1403-1413

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi