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2006 Fiscal Year Annual Research Report

内生的貿易自由化と国際間所得格差の拡大

Research Project

Project/Area Number 18830036
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

杉本 佳亮  大阪大学, 社会経済研究所, 講師 (70432458)

Keywords経済成長 / 貿易政策 / 国際貿易 / 階級衝突 / 少子化 / 人口転換 / 義務教育
Research Abstract

本研究は現在のところ順調に進んでおり、これまでに以下のような成果が得られた。
研究計画で述べたように、この研究において克服すべき点は、動学モデルの構築と歴史的資料の収集である。そして現在までにこの両方において大きな進歩があった。まず理論モデル構築においては、議論の本質を失わずに今まで用いてきたモデルをより単純化させ、直感的にわかりやすいものにした。資料収集の面では、購入可能なものは研究費を使って購入したが、絶版で入手困難なものに関しては他大学図書館から取り寄せた。その結果、必要であったもののほとんどを入手することができた。
このように研究が順調にはかどり、その成果を大阪大学社会経済研究所のディスカッションペーパーとして発表することができた。また同時に、世界的に有名な国際雑誌であるInternational Eeonomic Reviewに投稿した。現在同雑誌からの結果を待っている段階であり、2007年後半に返事が来るものと予想される。この間にセミナー発表をさらに行い、そこで得られたコメント等をもとに論文の手直しを行っていきたい。
またその一方で、研究計画に書いた「人口成長、階級対立および経済成長」というもうひとつの研究課題に取り組んできた。この研究は当初単独で行う予定であったが、当初予想していた以上に困難で時間がかかりそうであったため共著という形で進めている(共著者は大阪大学経済学研究科の大学院生である中川雅央氏)。この成果は、早くも『週刊エコノミスト』のエッセイという形で公表した。さらに、今年六月にオランダのグローニンゲン大学で行われる大阪大学フォーラムにおいて発表する予定である。'
今後の予定であるが、先に述べた投稿中の論文の結果がどのようなものであるにしろ、レフェリーレポートを読んで修正しなければならないであろう。そのときの修正を必要最小限にしてできるだけはやく雑誌に掲載させるために、今の段階から論文の推敲を進めて行きたい。

  • Research Products

    (3 results)

All 2007 2006

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] よく効く経済学(17)出生率低下の歴史的背景とは 義務教育が変えた子育ての「採算」2007

    • Author(s)
      杉本佳亮, 中川雅央
    • Journal Title

      週刊エコノミスト 2月6日号

      Pages: 108-109

  • [Journal Article] Endogenous Trade Policy : Political Struggle in the Growth Process2006

    • Author(s)
      Yoshiaki Sugimoto
    • Journal Title

      Osaka University ISER Discussion Paper No. 678

  • [Journal Article] Endogenous Trade Policy : Political Struggle in the Growth Pocess (上の論文と同一)2006

    • Author(s)
      Yoshiaki Sugimoto
    • Journal Title

      Discussion Paper Series 大阪大学21世紀COEプログラム 『アンケート調査と実験による行動マクロ動学』 No. 162

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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