2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18830066
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Research Institution | Heisei International University |
Principal Investigator |
妹尾 渉 平成国際大学, 法学部, 講師 (00406589)
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Keywords | 教育政策 / 教育分析 / 教育経済学 / 教育効果 |
Research Abstract |
本研究は、教育に関する基礎的な量的データの収集および再整理を行い、できるだけ多くの研究者が利用できる形式での収集データの公表を図るとともに、それらのデータを駆使して実証面からの教育経済学的分析を行うことを目的としている。最終的には、本研究の分析を通して、現実的な予算制約のもとでの具体的かつ実行可能な教育政策の立案および教育現場での対応策を提唱することを目指している。具体的な目的としては、(1)教育に関する基礎的な量的データの収集および再整理を行い、次に、これを電子データ化することで、できるだけ多くの教育系、経済系の研究者が利用できる形式で収集データの公表を図ること、加えて、(2)それらのデータを駆使して実証面から教育供給サイドの分析を行うこと、が挙げられる。 本研究は2ヵ年計画であり、その初年度にあたる平成18年度では、おもに教育における我が国の基礎的な量的データの収集に重点をおいて研究活動を行った。具体的には、文部科学省の公表データである『学校基本調査』、『地方教育費調査』などのバックナンバーや民間による公表データ(ex.『大学ランキング』(朝日新聞社)等)を入手し、その電子データ化(ex.紙データのコピー、スキャン、データ入力、グラフ作成、教育系の官公庁データは過去数年分のみが電子データ化&公表されているため、未電子データ化箇所のデータ化)を図った。また、収集した資料をもとに論文の執筆を行い、これを公刊した(「高等教育機関の効率性分析」『平成国際大学論集』第11巻(2007))。
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