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2006 Fiscal Year Annual Research Report

唾液内ストレスマーカーの定量解析によるストレス-ブラキシズム連関の解明

Research Project

Project/Area Number 18890009
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

岡田 和樹  北海道大学, 北海道大学病院, 医員 (70399856)

Keywordsストレス / ストレスマーカー / コルチゾール / ELISA法 / ブラキシズム / 歯ぎしり / 筋電図
Research Abstract

本研究の目的は,ストレス関連ブラキシズムと本態性ブラキシズムの判定基準確立の第1段階として,ストレスと夜間ブラキシズムの客観検査を経日的に同時施行することによりストレス関連ブラキシズムの特徴を検討し,ストレス-ブラキシズム連関を解明することである.18年度では,ストレスおよびブラキシズムを評価するための測定法を以下の手順で確立した.
1.ストレスマーカー測定法の確立
ストレスマーカーとして唾液中のコルチゾールを用いた.ストレスマーカーには日内変動があるため,唾液の採取はストレスマーカーが安定する午後の同一時間帯(午後1時〜午後5時)に採取することとした.唾液の採取には,唾液採取用チューブ(Salivette^<【○!R】> SARSTEDT社製)を用い,専用のコットンを臼歯部で咬むことで採取するが,分析に十分な量(約1ml)を採取するため咬む時間を2分間とした.コットンからの唾液の回収は,1500Gで15分間の遠心分離により行った.得られた唾液から,ストレスマーカー分析キット(Salivary cortisol enzyme immunoassay kit SALIMETRICS社製)を用いてコルチゾールを定量した.なお,採取した唾液を保存する場合は,-20℃以下とした.以上の方法を用いて,実際に被験者の唾液からのコルチゾール定量に成功した.
2.ブラキシズム解析システムの確立
夜間睡眠時筋活動を測定するため,すでに共同開発済みである無拘束超小型コードレスブラキシズム解析装置(原田電子工業株式会社製)を使用した.本装置を用いてモニターの貼付部位,貼付方法,被験者へのモニター使用指導方法の検討を行い,ブラキシズム測定条件を決定した.その後,自宅における夜間睡眠時筋活動を実際に測定し,本システムにより被験者自身で容易にモニターを貼付し測定が可能であること,またノイズの少ない良好な夜間睡眠時筋活動を測定できることを確認した.
以上の方法を用いて今後,実際に顎機能健常者とブラキシズム患者におけるストレスマーカーおよび夜間睡眠時筋活動を測定,分析していく.

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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