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2006 Fiscal Year Annual Research Report

顎骨の発生・成長におけるIL-1及びTNF-αのADAMTS発現誘導機構の解析

Research Project

Project/Area Number 18890027
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

中村 恵  東北大学, 大学院歯学研究科, 助手 (20431512)

KeywordsADAMTS / 発生 / 成長 / 骨 / IL-1 / TNF-α
Research Abstract

報告者はこれまでに、ラット下顎骨と大腿骨におけるADAMTS (a disintegrin and metalloprotease with thrombospondin typel motifs)1,4,5の発現が胎生期に高く、成長とともに低くなることを明らかにしている。本研究計画は、ラットの骨発生・成長過程において、ADAMTS9と、炎症性疾患においてADAMTSの発現を誘導するIL-1、TNF-αのmRNAの発現量を定量的に解析し、これらの分子のmRNAの局在を切片上で検索して、既に報告したADAMTS1,4,5の所見と比較検討することを目的とする。
平成18年度では、胎生18日齢、胎生20日齢、生後1週齢、生後2週齢のラット大腿骨を研究対象として、ADAMTS9について分子生物学的及び遺伝子組織化学的に検討した。まず、各骨発生・成長段階の試料からRNAを抽出し、リアルタイムPCR法を用いてADAMTS9の定量を行った。その結果、ADAMTS9がADAMTS1,4,5と同様に、骨の発生・成長過程で発現していることが明らかとなった。また、従来の方法とは異なり、センスプローブを使用しないコントロールを用いた新たなin situハイブリダイザーション法を検討した。現在、各骨発生・成長段階の試料を固定・脱灰し、パラフィン包埋して連続切片を作製し、ADAMTS9の遺伝子発現の局在をこの新たなin situハイブリダイゼーション法で検索中である。
平成19年度では、IL-1、TNF-αに関してADAMTS9と同様の検索を行い、上記のデータと共に統計的解析を進め、骨発生・成長過程におけるADAMTS発現誘導のメカニズムについて検討予定である。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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