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2007 Fiscal Year Annual Research Report

高次脳機能におけるニューロナルロイシンリッチリピート4の機能解析

Research Project

Project/Area Number 18890170
Research InstitutionWakayama Medical University

Principal Investigator

板東 高功  Wakayama Medical University, 医学部, 博士研究員 (00423963)

Keywords神経科学 / 発生 / NLRR4
Research Abstract

まず、高次脳機能におけるNLRR4遺伝子の機能を解析するためNLRR4の発現の解析を行った。ノーザンブロット法を用いて解析行ったところ海馬、視床下部、脊髄や後根神経節に発現が弱いながら認められた。海馬の発生に伴って発現解析を行ったところ出生後0日、7日、14日、成体のすべてで発現が認められ、出生後7日から強い発現が認められ、生後14日で最も強く成体では発現量は半分以下に減少しることが明らかとなった。そこで次ぎにどの細胞がNLRR4遺伝子を発現しているか調べるためin situ hybridization法による解析を行った。NLRR4遺伝子は海馬の一部の神経細胞に発現が認められた。生後7日においての神経細胞はシナプス形成が最も盛んな時期であり、NLRR4遺伝子が出生後の時期に海馬の神経細胞のシナプス形成に関わっている可能性を示唆している。さらにNLRR4遺伝子欠損マウスの海馬をシナプスのマーカーであるsynapophysinで免疫染色したところ野生型に比べ顕著な発現の減少が認められた。よって、NLRR4は海馬のシナプス形成に関わる接着因子であることが明らかとなった。

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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