2007 Fiscal Year Annual Research Report
ヒカゲノカズラ科植物を素材とする新機能性分子の探索と生合成経路の解明
Project/Area Number |
18890210
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Research Institution | Hoshi University |
Principal Investigator |
平澤 祐介 Hoshi University, 薬学部, 助手 (90434183)
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Keywords | 薬学 / 有機化学 / アルカロイド |
Research Abstract |
日本産ヒカゲノカズラ科スギラン(Lycopodium cryptomerinum)より,新規C_<27>N_3型リコポジウムアルカロイドcryptadine AおよびBを単離,構造決定した。Ellman法を用いたアセチルコリンエステラーゼ阻害活性を調べたところ,cryptadine AおよびBは,IC_<50>がそれぞれ,106.3μM,18.5μMであった。日本産ヒカゲノカズラ科ヒモヅル(Lycoρo(Yiumcasuarinoides)の高極性アルカロイド画分より,新規アルカロイドlycoparinA〜Cを単離した。分子内にカルボン酸を有するlycoparinAおよびBはアセチルコリンエステラーゼ阻害活性を示さなかったが,lycoparinCはIC_<50>が25μMであった。一方,日本産ヨウラクヒバ(Lycopodium phlegmaria)より新規アルカロイド,malycorinA〜Cを単離し,その構造を明らかにした。MalycorinAはC_<16>N型リコポジウムアルカロイドに2-プロパノールユニットが炭素-炭素結合したC_<19>N型の新しいリコポジウムアルカロイドであった。
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Research Products
(3 results)