2018 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18F18045
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
徐 強 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エネルギー・環境領域, ラボ長 (50357232)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HONG WEI 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エネルギー化学材料オープンイノベーションラボラトリ, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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Keywords | エネルギー貯蔵・変換 / 炭素 / 触媒 |
Outline of Annual Research Achievements |
高機能性炭素系材料は、エネルギー貯蔵・変換において大変有用であり、その精密構造制御は、エネルギー貯蔵・変換効率の向上に重要である。本研究では、ポーラス有機配位高分子の形状制御を行い、それを前駆体として用いて炭素化処理を行うことにより、電気化学的エネルギー貯蔵・変換に適した炭素系材料を合成し、エネルギー貯蔵・変換効率の大幅な向上を目的とする。水酸化ナノリウムの共存下で塩化鉄及び硝酸コバルトと2-メチルイミダゾール (MeIM)との反応により、鉄・コバルトの二金属有機配位高分子FexCoy BMMOFを合成した。アルゴン雰囲気下で、高温(800℃)で処理することにより、炭素化させた(FexCoy/C)。さらに、ホスフィン酸ナトリウム共存下で、アルゴン雰囲気下で加熱(300℃)処理することにより、リンをドープした試料FexCoy-P/Cを合成した。窒素吸着測定により、得られた炭素材料はメソ孔を有し、Fe1Co2-P/C試料の比表面積は68 m2 g-1であることが分かった。走査電子顕微鏡(SEM)及び透過電子顕微鏡(TEM)解析を行うことにより、得られた炭素材料において、鉄・コバルトの存在により炭素はグラファイト化され、グラファイトシェルが鉄及びコバルト粒子を保護していることが分かった。グラファイトシェルは、鉄及びコバルトナノ粒子を安定化させ、伝導性を高め、電極触媒としての性能を向上させることが可能である。合成された、鉄・コバルト及びリンを均一にドープした多孔質炭素材料を電極触媒として酸素発生反応に用いた結果、高い性能を示すことを見出した。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Research Products
(1 results)