2018 Fiscal Year Annual Research Report
Identification of pathogenic cell subsets in rheumatoid arthritis
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18F18095
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高柳 広 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (20334229)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HUYNH NAM 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2018-10-12 – 2020-03-31
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Keywords | 関節リウマチ |
Outline of Annual Research Achievements |
関節リウマチは罹患率の高い自己免疫疾患であり画期的な治療法の確立が喫緊の課題である。これには炎症関節に局在し病態形成に大きく寄与する病原性細胞の同定が必要である。現在有効性が認められている薬剤においても標的細胞が明らかになっていないものが多く存在し、これらを明らかにすることも、関節リウマチを誘導する病原性細胞の同定により、関節リウマチの病態の理解に繋がるものと考えられる。 われわれは本研究において、①当研究室で独自に構築した新規遺伝子改変マウスの利用により、関節リウマチの骨破壊を誘導する新規の病原性細胞の同定を行うこと、②既存のデータベースも活用し新規の病原性細胞の同定を行うこと、③既存の薬剤Xの標的細胞の同定を行うことを目的として、複合的アプローチにより関節リウマチの病原性細胞を同定することで、新規治療法の開発に繋げる予定である。 本年では以上の目的を達成するために、研究ツールとしての新規遺伝子改変マウスの作成をはじめとし、研究基盤の整備を行った。今後これらの基盤を駆使して本研究を推進させていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
公共のデータベースなどを活用し、効率よく解析を進めることができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
遺伝子改変マウスの作成によりマウスレベルでの機能解析を進める予定である。
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