2018 Fiscal Year Annual Research Report
ω6長鎖脂肪酸を介した神経炎症制御に対して脂肪酸結合蛋白質が果たす役割
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18F18713
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
大和田 祐二 東北大学, 医学系研究科, 教授 (20292211)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
PAN YIJUN 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2018-11-09 – 2020-03-31
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Keywords | 脂質 / マウス / 神経炎症 / 行動解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
野生型および脂肪酸結合タンパク質(FABP)の遺伝子欠損マウスに対して、通常食とアラキドン酸などの多価不飽和脂肪酸含量を調整した餌(脂質コントロール食餌)で、長期間(2-3か月)飼育しながら、摂食量、体重、血清データ等を集積し、既報の解析モデルとして使用できることを確認した。その後、各種行動解析(行動量、オープンフィールド、Y迷路、高架十字迷路、水迷路等)を施行した。その結果、脂質コントロール食投与後の行動変化について、野生型と変異マウス間で優位な差異が認められた。行動解析後に、マウスから各臓器(空腸、回腸、肝臓、心臓、腎臓、脳、脊髄等)をサンプリングし、脂質成分分析用の凍結した状態で保存するとともに、形態学的解析用に固定標本の準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
脂質コントロール食の海外からの輸入や、研究分担者である外国人研究者の、施設利用ライセンス取得に手間取ったため、研究の着手が若干遅れたものの、現状では順調に計画が進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
脂質コントロール食を給餌したマウスの行動解析について検討を継続する。また神経炎症に関わるマーカー分子の脳内局在解析も開始する。更にこれまで集積した各種臓器サンプルについて、タンパク質や脂質分析を開始する予定である。グリア細胞や神経細胞の初代培養細胞レベルでの検証実験も併せて施行する。
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