2021 Fiscal Year Annual Research Report
近世において文庫を創設・形成した大名に関する総合的研究
Project/Area Number |
18H00647
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Research Institution | Meisei University |
Principal Investigator |
前田 雅之 明星大学, 人文学部, 教授 (00209389)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 華子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (10609605)
小助川 元太 愛媛大学, 教育学部, 教授 (30353311)
渡辺 麻里子 大正大学, 文学部, 教授 (30431430)
岡崎 真紀子 奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (30515408)
松本 大 関西大学, 文学部, 准教授 (30757018)
福田 安典 日本女子大学, 文学部, 教授 (40243141)
山本 啓介 青山学院大学, 文学部, 教授 (50601837)
志立 正知 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (70248722)
松本 麻子 聖徳大学, 文学部, 教授 (70708990)
渡瀬 淳子 北九州市立大学, 文学部, 教授 (90708637)
内田 澪子 医療創生大学, 健康医療科学部, 教授 (50442497)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 大名文庫 / 古典的書物 / 書物の移動 / 書物の収集・蓄積 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、大名文庫間における蔵書群を文庫間で比較検討して個々の文庫の固有性、ならびに、文庫間に共有される蔵書の同一的傾向を見出すことによって、大名にとって古典および古典籍とは何であったかを明らかにすることにあった。 研究期間は、2018年~21年までの4年間であった。しかし、2020年から猖獗を極めたコロナ禍によって、文庫の閲覧そのものが不可能になったり、調査も不能になったりして、結果的に半年の研究延期を申し出て、承認されたものの、20年・21年・22年半年という研究期間のかなりの部分が実質研究停止に追い込まれた結果、当初予想していた成果や狙いは、はっきり申し上げて、達成できていない。誠に忸怩たる思いである。 とはいえ、そうした中にあっても、文庫によっては、長年の信頼関係によって、苦しい中を調査を行うことができたことは素直に喜びたい。それらの成果はグーグルドライブに記録され、日々、更新されている。可能ならば、それらのデータを参照しながら、大名文庫の個々の性格と全体的傾向を収蔵されている個々の書物を通して明らかにしたかったが、現状では、部分的にしか達成されていない。 ぐーグルドライブは、科研終了後も維持する予定なので、科研メンバーは、その後も、各自が記録した調査データを随時ドライブに記録して、いずれ大名文庫大観のようなものを構築しておきたいが、本研究が大名文庫をめぐる将来における総合研究の先駆けとなったことはしかと認めておきたい。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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