2020 Fiscal Year Annual Research Report
Emerging Nationalisms and Transformation of the Ruling System in Late Imperial Russia: In the Case of the Western Borderlands
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18H00729
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
青島 陽子 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 准教授 (20451388)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松里 公孝 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (20240640)
小森 宏美 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50353454)
福嶋 千穂 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (50735850)
梶 さやか 岩手大学, 人文社会科学部, 准教授 (70555408)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 帝国 / ネイション / ロシア / 中東欧 / 近現代史 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は新型コロナウィルス感染症の世界的流行に影響を受け、研究課題の遂行が大きく遅れることになったものの、2021年度、2022年度に課題の繰り越しを行うことによって、十分に成果を上げることができた。まず、以前から取り組んできた英語の論集をさらにブラッシュアップしたうえで刊行することができた(Yoko Aoshima, ed., Entangled Interactions between Religion and National Consciousness in Central and Eastern Europe (Boston, MA: Academic Studies Press, August 2020)/Darius Staliunas and Yoko Aoshima, eds., The Tsar, the Empire, and the Nation: Dilemmas of Nationalization in Russia's Western Borderlands, 1905-1915 (Budapest: Central European University Press, 2021)。この二冊の論集の出版よって、近世から近代にかけての中東欧ナショナリズムの複雑な発展過程、さらにロシア帝国末期における境界地域におけるロシア・ナショナリズムを含む諸ナショナリズムの発展過程についての研究成果を発表できた。また、延期されていた第10回国際中欧・東欧研究協議会 (ICCEES)大会も2021年にオンラインで実施され、パネル(“The Challenge of Modernization and National Questions in the Western Border Regions during the last decades of the Russian Empire”)を組織して研究成果を国際的に研究報告をすることができた。また、2022年度にはロシア史研究会大会でパネル(「帝政末期の境界地域における帝国と大衆」)を組織し国内で研究成果を発表することができた。研究分担者もそれぞれ、今までの研究成果を随時、発表した。このように、研究期間が長くなったことが功を奏し、他のプロジェクトの影響も受けつつ、多くの研究成果を発表することができた。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(27 results)