2020 Fiscal Year Annual Research Report
Comprehensive study on populist constitutionalism
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18H00797
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
木下 智史 関西大学, 法務研究科, 教授 (40183793)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大江 一平 東海大学, スチューデントアチーブメントセンター, 准教授 (20509624)
金原 宏明 熊本学園大学, 経済学部, 准教授 (70811040)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 憲法理論 / アメリカ合衆国 / ポピュリズム / 違憲審査 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、研究課題「ポピュリズム憲法学と立憲主義に関する総合的研究」に関する研究会を計3回実施し、そこで5本の研究報告が行われた。 そこで行われた研究報告は、「ポピュリズムと立憲主義:コロナの時代に」、「新たな憲法解釈の誕生 チャールズ・L・ブラックの議論から」、「公有地上にある宗教的施設・物件と州によるその維持管理の合憲性」、「思想の分極化とヘイトスピーチ規制」、「同性婚の憲法的保護の可能性」というものであり、いわゆる「ポピュリム憲法学」の理論動向に関するものにとどまらず、アメリカ憲法学全般に関するものも含まれ、多様な内容、方法論による文字通りの「総合的研究」になった。 研究会と同時に、Bruce Ackerman, WE THE PEOPLEシリーズ第2巻・第3巻の輪読、検討作業も進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究会メンバーの研究報告もほぼ一巡し、前年度、中止した外部の研究者からの研究報告も行うことができた。Bruce Ackerman, WE THE PEOPLEシリーズ第2巻についての検討も終え、第3巻についての検討を残すのみとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度は、引き続き研究会メンバーからの研究報告に基づく議論を行うとともに、Bruce Ackerman, WE THE PEOPLEシリーズ第3巻の検討を終える予定である。
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