2018 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18H00862
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
中村 良太 一橋大学, 社会科学高等研究院, 准教授 (00717209)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井深 陽子 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 准教授 (20612279)
YAO YING 一橋大学, 社会科学高等研究院, 特任助教 (30810915)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 費用対効果 / 医療政策 / 医療経済学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は本研究課題の準備期間と位置付けて、データの整備や文献の調査、また国内外の研究者との議論やネットワーキングを積極的に行った。主な実績は以下の通り。
(1)タイ国チェンマイにおいて開催された、アジア太平洋州の費用対効果評価を所管する政府・研究機関のネットワークであるHTAsiaLinkの年次大会に参加した。また日本代表として、2018年度HTAsiaLinkの理事を務めた。(2)同大会のサイドイベントとして開催されたインドネシアにおける費用対効果の閾値設定に関する会議への参画した。(3)英国ロンドンにおいて開催された低中所得国における生活習慣病対策政策における費用対効果のエビデンス利用についての会議への参画、および研究課題について関係者との個別ミーティングを行った(一回目)。(4)東京にて開催されたISPOR Asia Pacific会議にて、費用対効果の閾値に関するセッション(英国、タイ、オーストラリア、日本)を開催し、座長を務めた上で課題研究の進捗や日本における政策動向について発表も行った。(5)米国ワシントンDCにて開催されたISPOR Summit会議に参加し、課題研究について海外研究者とミーティングを行った。(6)英国ロンドンにおいて開催された低中所得国における生活習慣病対策政策における費用対効果のエビデンス利用についての会議への参画、および研究課題について関係者との個別ミーティングを行った(二回目)。(7)タイ国で開催されたPrince Mahidol Award Conferenceに参加し、同会議の委託研究(低中所得国における生活習慣病対策と費用対効果)に関する発表を行うと共に、課題研究に関して海外研究者との連携・ミーティングを行った。(8)ソウル大学から著名研究者であるSoonman Kwon教授(韓国医療経済学会長)を招聘し、ミーティングを行い、セミナーを開催した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実施に向けてデータの整備が進んでいるし、国際会議における研究概要発表や研究者とのミーティングによって研究の方向性について十分な準備ができ、当初に想定していた通りの進捗があったため。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きデータの整備を完成させて、データ分析と論文執筆を行う。
HTAsiaLinkやPMAC等の政策担当者会議には特に積極的に参画し、政策決定のプロセスや研究のニーズをよく把握した上で研究を進める。同時に、国際医療経済学会等の研究者向けの学会にも参加して研究発表や情報収集に努める。
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Research Products
(4 results)