2020 Fiscal Year Annual Research Report
Trust and communities appeared in small financial organizations in the period of the transition to the market economy:
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18H00878
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
高橋 基泰 愛媛大学, 法文学部, 教授 (20261480)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩間 剛城 近畿大学, 経済学部, 准教授 (30534854)
長谷部 弘 東北大学, 経済学研究科, 教授 (50164835)
山内 太 京都産業大学, 経済学部, 教授 (70271856)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 地域金融組織 / 市場経済形成期 / 日英対比研究 / 信用 / 家計 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、基盤研究「家・家族・世帯の『家計』に関する日欧地域史的実証対比研究」の発展型として、市場経済形成期における地域金融組織の形成について日本およびイギリスの対比研究をおこなうことを目的とする。繰越による2年間をも加え、日英農民の消費生活・家計分析から発生した問題意識に基づき、地域金融市場の形成について対比分析した結果。銀行資本が出現する前の社会では、世代を重ねて築かれた信用に基づく社会関係があったこと、また、市場経済への対応として家計が成立した結果、近代的地域金融組織ができ、地方銀行につながることを実証した。その経過にあって、これまで手つかずにあった新たな史料を見だしてもいる。その成果は以下のようになる。 調査対象地域として選定してある日本の長野県上田市上塩尻およびイギリスのケンブリッジ州ウィリンガム教区を対比した実証研究である髙橋基泰『村の相伝・日英対比研究編;社会的DNAの検出』(刀水書房、2021年)を刊行し、続いて長谷部弘・髙橋基泰・山内太編著『近世日本における市場経済化と共同性;近世上田藩上塩尻村の総合研究Ⅱ』(刀水書房、2022年)を出版した一方、海外共同研究者として参画するケンブリッジ大学歴史学部クレイグ・マルドルー教授を2020年度(実施2022年度9月)学術振興会外国人研究者招へい(短期)事業で迎え、滞在中に国際公開シンポジウム・セミナー(2022年9月24日愛媛大学および同年同月28日東洋大学(後藤はる美教授主催)を開催した。その議論をもとに高橋とマルドルーの共同論稿を日本語および英語でそれぞれ公刊している。さらに同様に2022年度の招へいで迎えたフィンランド・ヘルシンキ大学ベアトリス・モリング博士とも日本と北欧との対比をおこない、やはり日本語および英語の共同論稿の公刊予定で準備している。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)