2020 Fiscal Year Annual Research Report
多国籍企業における人的資源管理(HRM)の強さと人材育成に関する国際比較研究
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18H00895
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
白木 三秀 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80187533)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 崇雄 神奈川大学, 経済学部, 教授 (30318761)
細萱 伸子 上智大学, 経済学部, 准教授 (50267382)
岸 保行 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (50454088)
飛田 正之 福井県立大学, 経済学部, 教授 (60315835)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | HRMの強さ / パフォーマンス / 近位アウトカム / アンケート調査 / 財務的指標 / 非財務的指標 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、従来のHRMの施策(構造・機能)-パフォーマンス・リンクを多国籍企業に拡張し、またパフォー マンスを近位アウトカムと遠位アウトカムとに区分して、どのようなHRMの在り方が良い成果に結びつくのかを、文献研究、質的事例研究を通じて行ってきた。 3年目である本年度は、メンバーが手分けして関連文献の収集・研究のレビューを継続的に実施し、それらを踏まえた上で、どのようなHRMの要素がどのような条件において近位アウトカムに資するのかに関する枠組みの作成、変数の抽出などに資するための日本国内、海外での企業ヒアリング調査が実施し、アンケート調査票の作成、配布を通じての数量的分析を実施する計画を立てていた。 しかし、コロナウイルスの影響が厳しく、国内外での企業ヒアリング調査は実施できず、本年度は、これまでの文献研究、事例研究の準備を継続しながらもそれらを踏まえて、アンケート調査票の設計を行うことに終始した。そのために、アンケート調査を基にした文献研究を進めるとともに、調査対象を国内大手多国籍企業に絞って、調査設計を進めた。 アンケート調査は当面、電子媒体を通じた調査票の配布、回収を考えている。なお、本年度はパンテミックとなったコロナウイルスの影響が継続したため、そういう状況を強く念頭に置いた形での、不安定で予測不能な環境の下における多国籍企業における「HRM の強さ」(財務的指標と非財務的指標から作成する予定)という新たな視点を加えていきたいと考えている。 ただ、3年目もコロナ禍が続き、実査に関する研究計画は大きく停滞をきたし、アンケート調査の実査とその分析は4年目に改めて実施することのやむなきに至った。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)