2020 Fiscal Year Annual Research Report
Qualitative Researches for Interaction of Customer Value Creation and Corporate R&D
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18H00896
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
長内 厚 早稲田大学, 商学学術院(経営管理研究科), 教授 (70452505)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川上 智子 早稲田大学, 商学学術院(経営管理研究科), 教授 (10330169)
椙山 泰生 京都大学, 経営管理研究部, 教授 (70323467)
宮尾 学 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (80611475)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 顧客価値 / R&D / 越境と協働 / BMBW / 情緒的価値 |
Outline of Annual Research Achievements |
本科研最終年度である本年度は、R&Dから顧客に至るサプライチェーン全体で顧客価値がどのように形成されるか、また、その際どのような組織の変革が求められるかなど、技術経営論からマーケティング論に至る広範な議論のとりまとめを行った。 上流の議論としては、顧客価値創造においてR&D組織がどのように外部の組織と連携するか(特に上流のR&Dを顧客価値につなげるのにあたり、近年は企業や制度の境界を越えた研究成果の移転と越境による協働が生じることを念頭に置くことが必要になる。そこで、研究成果をエコシステムレベルで活用していくための計画段階での構想形成、あるいはその際の異なった制度ロジックにまたがる調整などが重要になっていることを踏まえて、研究代表者、研究分担者を含む複数の研究者でこのテーマの研究書を発刊した。)、あるいは、技術がどのように価値形成に関わるかの研究を中心に、数本の論文や学会発表を行った。 下流の議論としては、R&D組織の活動と下流の組織の調整プロセスに関する研究や、顧客価値の概念を広げ、財務的な経済的価値だけでなく、地球環境や社会のサステナビリティにかかわる社会的価値生じてきたため、BMBW(Better Marketing for Better World)の観点に基づいて、DXとサステナビリティの関係、それによる組織の変革という観点から顧客価値の創造の議論を探索的に行い、論文や学会発表により研究成果を公開した。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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