2020 Fiscal Year Annual Research Report
農業と食の持続可能なビジネスモデルとイノベーションの実証的研究
Project/Area Number |
18H00907
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
小川 孔輔 法政大学, イノベーション・マネジメント研究科, 教授 (50105855)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山根 京子 岐阜大学, 応用生物科学部, 准教授 (00405359)
上田 隆穂 学習院大学, 経済学部, 教授 (40176590)
西尾 チヅル 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (80241769)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 農と食 / イノベーション / 農と食のイノベーションモデル / フードビジネス / 持続可能性 / コロナ禍 / 消費者行動 / 食品産業 |
Outline of Annual Research Achievements |
本プロジェクト研究は、農業と食品産業におけるイノベーションを類型化しつつ、持続可能なビジネスモデルを理論的に説明できる枠組みを構築することである。3年~4年目は、4つの研究テーマについて取り組んだ。 ①2020年は、コロナ禍で農業と食分野でビジネス環境が激変した。そのため、研究チームは、フードビジネスと消費者行動のコロナ禍での変化を分析することにした。研究主査の小川は、小売分野の社会変化を説明する枠組みを提示した。西尾は、消費者のエコロジー行動の規定要因モデルとサステナブル価値観尺度を用いて、消費者の価値構造や行動が時間と共にどのように変化しているかを統計的に解析した。 ②書籍の刊行:植物育種を研究している山根は、わさび研究の集大成として学会誌などで発表した論文をまとめた著作を刊行した。小川は、研究期間のインタビュー(19回24人)を整理して、食のSPA企業のイノベーション事例をまとめた。 ③食ビジネスの事例研究:革新的なフードビジネスに取り組んでいる企業の経営者・実践者を招いた連続セミナー(法政大学経営大学院)を実施した(6回)。加えて、これまで実施したインタビューに基づき、小川は専門誌に事例研究の連載を継続した(10回)。上田は、美味しさを生み出す情報の実証研究、持続可能な食の地域創生を報告している。 ④地域活性化に農産物を活用した特殊事例研究:山根の助言にしたがい、院生とともに小川はわさびの温室栽培による産地形成(富山県)の事例研究に取り組んだ。また、野菜の新品種による農産加工品(静岡県)のブランディングを実地検証した。 なお、研究対象になった主たる企業は、以下のようになる。(A)農業分野(SKフロンティア、インファーム)、(B)食品メーカー(クリマ/氷室豚、相模屋食料、サントリーワインインターナショナル)、(C)食品小売業(物語コーポレーション、ローソン、カインズ)。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(58 results)