2018 Fiscal Year Annual Research Report
Human roles in accounting and auditing practices in the era of AI and restructuring of accounting education
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18H00916
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
松本 敏史 早稲田大学, 商学学術院(会計研究科), 教授 (90140095)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳賀 芳弘 京都大学, 経営管理研究部, 教授 (70163970)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | AI / 会計 / 監査 |
Outline of Annual Research Achievements |
①2018年5月,会計・監査分野におけるAIの導入状況を知るため,IT専門家を招聘して研究会を開いた。②2018年7月,AI関連学会の会長を招き「AI時代のくらしと学習環境-展望」のテーマで研究会(講演会)を開催した。③2018年9月,神奈川大学で開催された日本会計研究学会で研究代表者(松本)を座長とする統一論題「AI時代における会計」が設定されたため,このテーマのもとに以下の研究報告と討論を行った。「会計におけるAI(IT)の現状」(連携研究者),「AIが会計学研究に与える影響」(連携研究者),「データサイエンス型の会計教育とAI」。④201811月,IT先進国といわれる中国に出かけ,上海に拠点を置く「PWC 中国」「Deloitte 中国」「KPMG 上海事務所」「EY 上海」の4大監査法人を訪問し,AI と会計についてインタビューを行った。訪問先では「AI の利用状況」「そのメリット・デメリット」「監査法人一般の利用状況」「今後の利用方法」「AI とシステム監査」「AI時代の会計教育」について質疑応答を行った。さらに共同研究者が同様のインタビューを台湾でも行った。このテープについては目下,日本語への翻訳を実施中である。⑤2019年3月,研究会(講演会)を開催し,「上海(台湾)でのインタビューの成果」「Big Data時代のAIの一考察」(IT企業の経営者),「AI・倫理・法」(法律学者),「KPMG他四大監査法人が利用しているツール」(会計士),「EYが利用しているツール」(会計士&会計学者)のテーマで報告と討論を行った。 以上の研究活動を通じて,会計,監査分野におけるAI導入の状況がかなり鮮明になったと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画では年度内に上海で行ったインタビューを活字にし,それを日本語に翻訳する予定だった。しかし中国語,英語,日本語が混在した会話のテープを活字に越してくれる業者を見つけるのに時間を要した。それ以上に問題なのが翻訳業者のAI分野における知識不足である。そのため連携研究者(中国人)が目下テープを聴きながら業者の翻訳を修正している。この作業にしばらく時間を要する見込みである。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度も会計・監査領域へのAIの浸透状況を文献研究や専門家との研究会を通じて追跡していく。同時に,本研究の基本テーマであるAI時代の人間の役割を識別する作業に入りたい。
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Research Products
(9 results)