2021 Fiscal Year Annual Research Report
A Survey of existent traditional techniques for making ethnic clothes in 135 Myanmar ethnic groups and development of a methodology for optimal skill learning programming
Project/Area Number |
18H00967
|
Research Institution | Otsuma Women's University |
Principal Investigator |
下田 敦子 大妻女子大学, 人間生活文化研究所, 准教授 (60322434)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大澤 清二 大妻女子大学, 人間生活文化研究所, 特別研究員 (50114046)
高橋 舞 大妻女子大学, 人間生活文化研究所, 助手 (50907128)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | ミャンマー / 民族服製作技術 / 無文字社会 / 技術学習過程 / 最適化方法論 |
Outline of Annual Research Achievements |
東南アジアの博物館には多様な伝統民族服を保存し展示しているが、民族服の製作技術に関する詳細な知識は殆どの民族について蓄積されていない。更に近年では民族服の製作技能保有者、継承者は全域的に激減しつつある。彼らの社会の殆どが無文字社会の為に学習マニュアルや文字資料が残されておらず消失が危惧されている。 本年度の研究成果:そこで最終年度となる本年度は、多民族国家ミャンマー全域において収集した民族服のうちから、男女共に完全な型式(頭飾りや腰に差す鞘と刀など、装飾品も含めて伝統様式を保証した)が揃った72の正装民族服の製作技術過程、身体技術、技術用語、寸法などを収録した図録を製作した。 また技術要素の残存状況を示した上で、製作技術の特徴(地機使用、原材料 、衣服形式など)から72の正装民族服は男4、女3の近縁クラスターに分類でき、民族クラスターごとに製作技術学習過程を探究することを可能にした。 意義、重要性:従来の東南アジア諸民族の伝統民族服研究は主として服自体に関心が向けられ、製作技術の記述、保存や次世代への継承に関する問題意識は希薄であった。彼ら社会の殆どは無文字社会であったので文字、画像などを用いた技術伝承がなく、貴重な製作技術文化は消失目前である。本研究ではミャンマーの72の正装民族服の伝統民族服製作技術の製作過程を記録保存するとともに、その技術を継承しやすくする教育科学的な学習方法を探究している。
|
Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(6 results)