2018 Fiscal Year Annual Research Report
社会参画をめざす高齢者のためのデータリテラシー学習プログラムの開発
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18H00974
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
溝上 智惠子 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (40283030)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上保 秀夫 筑波大学, 図書館情報メディア系, 准教授 (00571184)
岩崎 久美子 放送大学, 教養学部, 教授 (10259989)
進藤 聡彦 放送大学, 教養学部, 教授 (30211296)
宇陀 則彦 筑波大学, 図書館情報メディア系, 准教授 (50261813)
小川 敬之 京都橘大学, 健康科学部, 教授 (50331153)
呑海 沙織 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (60523173)
松原 正樹 筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教 (90714494)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 高齢者教育 / ライフログ / データリテラシー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、高齢者の社会参画を推進する観点から、(1) 高齢者の生活行動をライフログの手法により記録し、(2) 得られたデータの分析結果を可視化し高齢者自身が振り返ることで行動を変容させる。 (3) そのために必要なデータリテラシー獲得のための学習プログラムを開発することを目指している。 初年度の2018年度は、(1)国内外の高齢者の生活行動や学習行動、学習評価に関する文献を収集し、レビューすることにより、高齢者の行動特性や学習特性の抽出を目指した。中でも比較的新しい概念である「データリテラシー」に着目して、情報リテラシーや統計リテラシーとの異動を含め、その定義や内容について国際的動向をレビューするとともに、研究チームでの概念の共有をはかった。 次に(2)これまでの高齢者の生活行動に関するデータの収集法と解析法を改善し、ウェアラブルデバイスとしてGPS機能付きスマートフォンを用いて、東京都内で高齢者4人を対象にパイロット実験を行なった。現在実験データを解析中である。 さらに(3)これまでの研究成果をもとに、データリテラシー学習プログラムの開発の基礎データとするため、新たに高齢者の情報行動に関するアンケート調査を実施することとし、放送大学学生の協力を得て、約150名のデータを収集した。2019年度も引き続きアンケート調査を実施し、データの充実を目指す予定である。 なお、(4)これらの研究実績については、国内外の学会や研究会等で研究成果の一部を発表し、得られたコメントを参考に方法等の改善をはかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ライフログのパイロット実験も年度内に終えることができた。さらに当初計画にはなかった、多くの高齢者を対象にしたアンケート調査にも着手できたことから、概ね順調に進展していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
パイロット実験の解析が終わり次第、データリテラシー学習プログラムのパイロット版の作成に取り組む予定である。
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Research Products
(18 results)
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[Presentation] 生活行為工程分析表による地域在住AD患者のIADL工程障害と残存の特徴2018
Author(s)
田平 隆行, 丸田 道雄, 吉満 孝二, 小川 敬之, 辻本 貴志, 家村 美里, 北原 光一朗, 池田 大, 石川 智久, 吉浦 和宏, 堀田 牧, 池田 学
Organizer
老年精神医学会
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