2020 Fiscal Year Annual Research Report
社会教育・福祉・予防医療の連携とコミュニティ・エンパワーメントの実証的比較研究
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18H00983
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Research Institution | Matsumoto University |
Principal Investigator |
松田 武雄 松本大学, 総合経営学部, 教授 (90175604)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 浩 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (00227399)
飯島 勝矢 東京大学, 高齢社会総合研究機構, 教授 (00334384)
宮崎 隆志 北海道大学, 教育学研究院, 教授 (10190761)
上野 景三 佐賀大学, 学校教育学研究科, 教授 (30193824)
石井山 竜平 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (30304702)
岡 幸江 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (50294856)
藤村 好美 獨協大学, 経済学部, 非常勤講師 (50372694)
肖 蘭 北海道大学, 高等教育推進機構, 特任助教 (50730793)
李 正連 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 准教授 (60447810)
大串 隆吉 東京都立大学, 人文科学研究科, 客員教授 (70086932)
河野 明日香 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 准教授 (10534026)
前野 有佳里 九州大学, 医学研究院, 准教授 (20432908)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 社会教育 / 社会教育福祉 / 地域福祉 / 予防医療 / コミュニティ・エンパワーメント |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった年であり、緊急事態宣言のもとで、4月に開催予定であった研究会を中止せざるを得なかった。まだオンラインでの会議があまり知られておらず、対面の会議を念頭に置いていたため、結局、年度末にようやくオンラインでの研究会を開くことができた。計画していた調査もほとんど行えず、たとえ研究会を開いたとしても、検討する材料がなかったといえる。そのため、各自が文献等を用いて研究することとした。研究代表者の松田武雄は、本年度の研究計画に記した教育福祉論の考察について文献研究を行い、日本社会教育学会第67回研究大会(2020年9月、オンライン開催)において発表するとともに、「教育福祉論の再検討」と題して『社会教育研究年報』第35号に論文を掲載した。同誌には、研究分担者として、辻浩「教育福祉実践を担うNPO・市民活動と公的社会教育」、河野明日香「ウズベキスタンにおける教育改革と地域社会の接続・連携」の論文が掲載されている。 また、科研費による研究成果報告書として、『社会教育と福祉とコミュニティ支援の比較研究』第3集を発行し、6人の研究代表者・研究分担者が調査報告を掲載している。年度末にようやく長野県松川町を4名で訪問し、松川町の公民館主事として地域における健康学習に取り組んだ松下拡氏のインタビューを3日間にわたり行った。予防医療の観点から、社会教育と地域づくりと健康づくりを結びつけて行われた実践であり、インタビューを通して健康学習と社会教育とのつながりを検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナ感染が広がったため進まなかったが、可能な範囲で研究に取り組んだ。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナ感染の状況を見ながら取り組んでいくが、調査は困難であると思われ、オンラインで取り組める範囲内で調査や研究を進めていく。しかし、本研究で重視している海外の調査は難しいと思われ、インターネットによるデータの収集にとどまるものと思われる。
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Research Products
(15 results)