2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of education program for teachers and parents to imporve knowledge about mental health in children and adolescents
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18H01009
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐々木 司 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (50235256)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大沼 久美子 女子栄養大学, 栄養学部, 教授 (00581216)
渡辺 慶一郎 東京大学, 相談支援研究開発センター, 准教授 (10323586)
布山 毅 東京藝術大学, 大学院映像研究科, 教授 (10336654)
高野 明 東京大学, 相談支援研究開発センター, 准教授 (50400445)
大島 紀人 東京大学, 相談支援研究開発センター, 講師 (70401106)
三木 とみ子 女子栄養大学, 栄養学部, 客員教授 (80327957)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 精神保健リテラシー / 教員研修用プログラム / 管理職 / 養護教諭 / 効果検証 |
Outline of Annual Research Achievements |
教員の精神保健リテラシー向上用プログラムの修正版を作成、実施し、その効果検証のための質問紙調査を実施した。具体的には、管理職用と一般教員用、および養護教諭用の3種類を作成し、教育委員会と協力関係のある自治体の中学と高校の教員を対象に研修プログラムの視聴と、視聴前後での質問紙への記入を行ってもらった。研修プログラムは、動画を組み込んだパワーポイントで作成、音声での解説を加え、教員各自でも職員会議等でも視聴が可能なものを作成した。視聴の所要時間は40-50分とした。合計で管理職(基本的に校長)100人余り、一般教員が800人余り、養護教諭1000余りが視聴した。前後のアンケートについては、現在解析用の入力を進めている。なお研修プログラムの作成にあたっては、これまでに収集した一般教員(高校)の精神保健リテラシーのレベルを解析し、それを参考とした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
教員用の精神保健リテラシー研修プログラムを暫定的ながら職種に分けて3種類作成し、一定数以上の教員に実施、効果検証のためのデータ取得を完了している。
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Strategy for Future Research Activity |
取得したデータの解析を進める。それに基づいて内容の修正、また所要時間を少し短縮してプログラムの改修を進め、今回と同数程度の教員での実施をはかる。所要時間に関しては、今回作成したものは1時間弱を視聴に要するが、この長さでは視聴をしぶる教員もある程度の割合に達したためである。多忙の学校教員が、もっと無理なく研修に参加できるよう、所要時間の短縮その他の工夫が、プログラムの改修では必要と考えられた。なお今回作成した研修プログラムでも触れてはいるが、生徒の自殺防止のための知識と実践を高めるための内容は、さらに充実を図る。
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