2020 Fiscal Year Annual Research Report
生徒のセルフチェックによるe健康観察システムの開発と評価
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18H01057
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
永井 正洋 東京都立大学, 大学教育センター, 教授 (40387478)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 博典 宮崎大学, 教育学部, 准教授 (10510753)
藤吉 正明 東京都立大学, 学術情報基盤センター, 教授 (20336522)
畠山 久 法政大学, 情報メディア教育研究センター, 講師 (20725882)
室田 真男 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 教授 (30222342)
渡辺 雄貴 東京理科大学, 教育支援機構, 准教授 (50570090)
澄川 靖信 東京都立大学, 大学教育センター, 助教 (70756303)
松波 紀幸 帝京大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (70783512)
加藤 浩 放送大学, 教養学部, 教授 (80332146)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 健康観察 / タブレット端末 / 生徒指導 / AI活用 / セルフチェック |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の協力校として選定した小金井市立南中学校にて、e健康観察を実施予定であったので、認証システムについては、既に小金井市が導入し運用されているNTTの「学びポケット」を利用することとし、2019年度半ばより、NTTと本学の間で使用に係る契約の手続きを進めてきた。しかしながら、NTTとの交渉が中々進まず、本学URA(法務部門)の協力を仰ぐ中で、2020年6月にようやく締結にこぎ着けた。この契約後も学びポケットを利用するにあたっての設定、登録等作業に時間を要し、中学校からのアクセスが可能になったのは同年11月に入ってからであった。そして、その後中学校と実践を行うための交渉に入ったが、新型コロナ感染症が拡大する状況にあり、実施時期が見通せない事態に陥った。 以上の経緯から、当初予定していた小金井市での実践については、困難と判断し、様々検討した結果、新型感染症が未だあまり流行していない宮崎県内の学校に実践の場を移すこととなった。 2021年に入って、宮崎市立青島小学校にてe健康観察を実践することができた。実践後にアンケート形式にてe健康観察システムの利用について、宮崎大学学生の協力を得て主観評価を行ったが、その結果、全ての項目について5段階評価で4以上の高い評価が得られた。具体的には、システムの見やすさやシステム利用希望、学校現場での有益性がより高い値となった。また、自由記述からは、即座に児童・生徒の状況を把握できるといった利便性への評価が散見された。反面、その後の児童・生徒への対応が教師の負担となるといった意見や、主観による健康観察の信頼性を問う声が若干あった。 前述したように、研究計画に不可避な遅れが生じたため、研究成果について論文発表や学会発表を行うには至っていない。 教育相談チャットボットのコーパス構築については、プロトタイプが完成するとともに初期的な利用実験を行った。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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