2020 Fiscal Year Annual Research Report
STEMの学生の科学と未来社会像やSDGsに対する意識の国際比較調査研究
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18H01072
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
林 裕子 山口大学, 大学院技術経営研究科, 教授(特命) (90637456)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石野 洋子 山口大学, 大学院技術経営研究科, 教授 (90373266)
平田 貞代 芝浦工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (40707741)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | SDGs / STEM / 持続可能性 / アクティブラーニング / ワークショップ / NEP / STI for SDGs |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は主に社会課題と科学技術の関わりが複雑化する中、STEMの学生を中心としてSDGsに関する意識調査をWEB質問票で実施した。調査項目はSDGsの17目標を基礎とした社会、経済、環境のトリプルボトムラインへのプライオリティ、環境配慮行動を測るNEP、性格特性を測るHEXACOである。次に、SDGsに関するワークショップを実施した。実績を以下に示す。 教育的実績:質問票では、学生が自分の位置をメタ認知し、国別男女別他の認識の違いを知るきっかけとなった。また自由記述では「倫理の鬩ぎ合いによるジレンマ」や「考えさせられる質問が多い」等の意見があり、学生がSDGsへの意識を示唆している。ワークショップではSDGs関連の社会課題の解決に向けて技術の応用や貢献を議論し発表することで、学生が専門分野の知識に加え、持続可能な開発への意識を高めた。これらの取り組みにより、専門性と幅広い視野を併せ持ち、科学技術に基づく未来社会像を意識し、設計できるマルチディシプリンでグローバルな人材育成に貢献できる各国共通の授業のプロトタイプを作成できた。 学術的実績:アンケートの結果を男女別、国別他、因子分析による潜在変数の抽出他統計解析を実施した。これらの結果について学会発表、論文発表を行った。 国際連携の実績:世界共通のアンケ―トの主な実施国は8か国、回答者の出身国は38か国、有効回答数は1595であった。ワークショップは対面では日本で、WEBでは国際的に企画開催することができた。これらを通じて、学術的アイデアの交換を海外の大学と共通基盤で行う環境を整え、連携を図り学生の意識改革のための大学間の国際的協力・連携へと展開することができた。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(18 results)