2019 Fiscal Year Annual Research Report
目指す技術者像を可視化して共有する工学系can-doリスト式評価指標の開発
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18H01075
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Research Institution | Nagaoka National College of Technology |
Principal Investigator |
土田 泰子 長岡工業高等専門学校, 一般教育科, 教授 (30455125)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井山 徹郎 長岡工業高等専門学校, 機械工学科, 准教授 (00452087)
池田 富士雄 長岡工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (30353337)
外山 茂浩 長岡工業高等専門学校, 電子制御工学科, 教授 (60342507)
赤澤 真一 長岡工業高等専門学校, 物質工学科, 准教授 (60379550)
村上 祐貴 長岡工業高等専門学校, 環境都市工学科, 准教授 (70509166)
床井 良徳 小山工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (80572742)
桐生 拓 長岡工業高等専門学校, 一般教育科, 助教 (80741149)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 分野横断的能力 / 汎用力 / 評価指標 / Can-doリスト |
Outline of Annual Research Achievements |
1.技術者を育成する工学教育の分野において適用される評価指標の開発について 技術者を育成する工学教育の分野において適用される評価指標を開発するため、工学の分野で必要とされる「技術」だけでなく、これからのエンジニアに求められる、発想や運営にも着目した「創造的能力」の育成と評価に関する情報収集を行った。具体的には、所属校の海外協定校等複数の大学・高専・ポリテクで行われている分野横断的能力の育成と評価について、カリキュラム編成や指導に関わる教員との情報交換を行った。得られた情報をもとに、「創造的能力」と「協働的能力」から成る評価指標を設計し、企業80社と学生408名に対して試行した。 2.工学系学生に求められる能力を客観評価できる作業テストの開発と有効性の評価について提案する指標の到達度を客観的に評価できる作業テストの開発については、「創造的能力」の測定に関連した予備実験としてオズボーンのチェックリストを用いた能力評価を実施し、客観的評価のための有効性を検証した。これらの成果について、The 4th International Conference on "Science of Technology Innovation" (11月8日 長岡技術科学大学)、高専シンポジウム(1月25日 久留米シティプラザ)で発表を行った。 今後は評価指標の改善と評価用ワークの開発を継続し、指標の有効性やワークによる評価の信頼性を検討しながら、客観的な評価システムの構築を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
技術者を育成する工学教育の分野において適用される評価指標の開発についてはおおむね順調に行われ、指標における評価項目の設計や試行が行われている。工学系学生に求められる能力を客観評価できる作業テストの開発と有効性の評価については、工学系学生の分野横断的能力について基礎データ収集を継続しながら、作業観察による評価やテキストマイニングによる評価など、複数の手法について試行しながら有効性を検討している。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの取り組みをもとに、今後は評価指標の改善と評価用ワークの開発を継続し、指標の有効性やワークによる評価の信頼性を検討しながら、客観的な評価システムの構築を目指す。
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Research Products
(2 results)