2020 Fiscal Year Annual Research Report
Investigation of 3-Dimensional Dynamics of Cumulonimbus using Multi-Frequency High-Resolution Radars and Surface Dense Observation Network
Project/Area Number |
18H01288
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
鷹野 敏明 千葉大学, 大学院工学研究院, 名誉教授 (40183058)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 文明 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 応用科学群, 教授 (80202068)
樋口 篤志 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 准教授 (90324384)
中田 裕之 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (30345011)
大矢 浩代 千葉大学, 大学院工学研究院, 助教 (00241943)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 気象災害 / 積乱雲 / ゲリラ豪雨 / 大気現象 / リモートセンシング / 雲レーダ / ミリ波レーダ / 自然災害予測・分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
ゲリラ豪雨などの局所的激変現象の発生・発達を解明するために、本研究では Xバンド(9.4GHz)レーダおよび、さらに波長の短いミリ波の Wバンド(周波数 95GHz 波長 3.2mm) の雲レーダを用いて高分解能観測を行った。 1年目の 2018(H30)年度は夏期集中観測を実施し、千葉大上空付近の積乱雲を Wバンド雲レーダ FALCON-I で三次元内部構造の観測を行うとともに、Xバンドフェーズドアレイレーダ観測および、横須賀の防衛大からの光学写真・ビデオ観測を行った。その結果、8月27日の東京都練馬区付近で局所的豪雨をもたらした積乱雲の様子を捉えた。 2019年度は FALCON-I の定常観測を継続し、他の観測機器と夏期集中観測、衛星観測データの解析と合わせて、積乱雲発生前の広域の積乱雲の様子を捉えた。さらに FALCON-I の高い空間・時間分解能を生かして、積乱雲の内部動態の解析を実施した。その結果、雨をもたらす雲の内部で雨滴が効率よく局所的かつ短時間で生成され降下してくる様子を捉えることができた。また、雨滴の落下速度のスペクトルを解析し、生成される雨滴の粒径分布と雨水量を算出できた。 これらの進捗を踏まえて3年目の当初計画最終年度 2020年度は、FALCON-I ほかの観測機器による夏期集中観測を実施し、なるべく多くの積乱雲観測事例を捉えることを計画していた。しかし、コロナウィルス感染対策で大学構内への立ち入り制限などもあり十分な観測ができなかったため、次年度への科研費繰越を行った。 2021(R3)年度は 1,2年目同様に雲レーダをはじめ各観測装置で夏期集中観測を実施し、その結果 7月30日に千葉大付近で起こった積乱雲発生の様子を捉えることに成功し、これまで得られた観測結果と合わせて局所激変現象の発生・発達について解明を進めることができた。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(53 results)
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[Journal Article] 次期静止ミッション検討分科会における次期ひまわり搭載イメージャに関する検討2021
Author(s)
樋口篤志, 本多嘉明, 中島孝, 石坂丞二, 弓本桂也, 堀之内武, 中島正勝, 木村俊義, 橋本真喜子, 棚田和玖, 村上浩
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Journal Title
日本リモートセンシング学会誌
Volume: 41(4)
Pages: 461-468
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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