2019 Fiscal Year Annual Research Report
Viscosity measurement of high temperature liquid by resonance surface oscillation for revising temperature dependence model of glass forming liquid viscosity
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18H01386
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Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
渡邉 匡人 学習院大学, 理学部, 教授 (40337902)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坪田 雅功 学習院大学, 理学部, 助教 (50626124)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 高温融体 / 粘性率 / 無容器浮遊法 / 液滴振動 |
Outline of Annual Research Achievements |
高温の低粘度領域での粘性率を測定するために,高出力のCO2レーザーとYAGレーザーを導入し,それぞれについて光学系を新たに構築し,2000℃以上の高温領域でのAl2O3融体の粘性率の取得をできるようにした.また,これまで温度補正を,温度曲線に現れる融点または液相線温度で補正をおこなっていたが,ガラス化する場合,温度曲線から校正すべき温度点が見つからず補正ができなかった.これを,ガラス化する酸化物融体について,放射率既知の金属融体と一緒に電磁浮遊し放射輝度の比から温度を補正する手法を考案し,ガラス化する酸化物融体についても粘性率の計測温度を正確に求められるようにした. これらの結果,液滴振動法と共鳴液滴振動法で広い温度領域の粘性の取得ができ,ガラス化する液体の粘性についてのAngellプロットモデル考察に必要なデータ取得ができた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
高出力のレーザーの導入で高温領域までの粘性率の取得が可能となり,計画していた実験が遂行できるようになり,当初の計画通りの研究の遂行ができるようなった.
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Strategy for Future Research Activity |
今回の研究では高温領域の低い粘性領域を中心に研究を遂行したが, 同じ試料での高粘性領域についても別手法で測定し,ガラス化する液体の粘性温度変化を明らかにすることが,今後必要である.
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Research Products
(8 results)