• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2020 Fiscal Year Annual Research Report

多言語一斉通知による言語バリアフリーと時間短縮を両立する緊急避難放送の開発

Research Project

Project/Area Number 18H01597
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

森本 政之  神戸大学, 工学研究科, 名誉教授 (10110800)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 洋  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究部門長 (10260423)
佐藤 逸人  神戸大学, 工学研究科, 准教授 (30346233)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywords緊急避難放送 / 言語バリアフリー / 多言語対応
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は同時に多言語で緊急避難放送を行うシステムを開発し,言語バリアフリーと情報伝達の時間効率向上の両立を実現することである。2020年度は,多言語を同時に放送した場合の了解度について話者の組み合わせと空間分離の影響を検討した。「災害の状況」と「要求される行動」のそれぞれ8種類ずつを組み合わせた64文を日本語,英語,中国語,韓国語の4言語で作成し,これらの文を男女の8話者(4言語×男女)に発話させた音源を作成した。聴取者の正面に配置した単一のスピーカ,あるいは聴取者の前方に左右対称に配置した2つのスピーカから,4言語の文を同時に提示する実験を行った。聴取者には提示された文に含まれる「災害の状況」と「要求される行動」をリストから選択させ,さらに音声全体に対する聴き取れた日本語の音声の割合を11段階(0から10)の数字で評価させた。その結果,以下の知見が得られた。(1)ピッチが異なる話者を組み合わせることで放送内容を正しく判別できる割合および聴取者の主観印象が向上する。(2)ピッチが異なる話者を組み合わせることに加え,2つのスピーカから2言語ずつ音声を提示し空間分離をすることで,放送内容を正しく判別できる割合が十分に高くなり,かつ聴取者の主観印象が向上する。ただし,空間分離を利用してもターゲットとする音声とは異なる方向から到来する音声による妨害の影響は残る。(3)ターゲットとする音声の再生スピーカを固定する場合とランダムに変える場合を比較しても,系統的な差は生じない。(4)放送を提示するスピーカ同士の開き角が30°程度でも聴取者の主観印象を向上させる効果が見込める。

Research Progress Status

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2022-12-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi