2020 Fiscal Year Annual Research Report
無人航空機による速度可変型貫入観測装置の開発と桜島昭和噴火口直近での実証観測
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18H01689
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Research Institution | Japan Aerospace EXploration Agency |
Principal Investigator |
田中 智 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (30249932)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 哲哉 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 准教授 (10280554)
白石 浩章 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (10353418)
佐伯 和人 大阪大学, 理学研究科, 准教授 (50292363)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ペネトレータ / 火山ガス / 噴火活動モニター / 無人観測 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の主目的は火山災害の軽減に貢献すべく観測研究を推進するために、火山噴火口から極力近接した場所に観測装置を設置し、継続的な観測を行うこ とを実証することである。このために、「ペネトレータ」と呼ばれる貫入型観測プローブを無人航空機で搬送し、目的地に投下設置するシステムを開発する。開発したシステムを鹿児島県、諏訪之瀬島および桜島噴火口付近に設置し継続的な火山ガス観測を行うことによって科学的データを取得する。 これまでに機器および投下装置などすべてのシステム開発を完了した。実際の火山に適用するための準備をすすめていたが、新型コロナウイルス感染症(COV-19)による行動制限のために期間を延長して実施機会を模索してきた。COV-19の制限や解除されたものの予定を実施していた火山の噴火レベルが上がったために火山周辺への立ち入りが規制された。結果的には噴火レベルが下がることはなく、当初予定していた活火山での投下試験および観測運用を断念せざるを得なかった。 現場での検証試験の代替えとして、静岡県三保飛行場周辺における投下試験、および箱根火山大涌谷での火山ガス観測を約2ヶ月にわたって実施した。 静岡県三保飛行場における投下試験では、これまで開発を行ってきたペネトレータ観測システムの信頼性を向上させることを目的とし複数回の投下貫入試験を実施した。貫入試験後に1ヶ月以上のにわたり観測を実施して実際の観測を想定したシミュレーション実験を実施することで、信頼性を向上させることに成功した。また、箱根火山大涌谷での観測では噴出口近傍で約2ヶ月にわたって観測を行い、火山ガス成分が有意なレベル観測で行うことができた。また、このような環境下での耐性も確認することができた。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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