2022 Fiscal Year Annual Research Report
Interfacial control of Co-based superalloy for new forging process
Project/Area Number |
18H01742
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
及川 勝成 東北大学, 工学研究科, 教授 (70356608)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上島 伸文 東北大学, 工学研究科, 助教 (10733131)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | Co基超合金 / 熱間鍛造 / 動的再結晶 / 析出強化 |
Outline of Annual Research Achievements |
Co-Al-W系超合金のγ母相中γ’整合析出物の高温における動的再結晶挙動にともなう非整合化挙動に関する実験的な検討を行った.鍛造可能なCo-Al-W基超合金としてCo-10Al-4W-25Ni-2Ti-2Ta-0.12B(at%)合金を高周波溶解で作製し,50%の冷間圧延を行い,更に1160℃,48時間で溶体化と静的再結晶熱処理を施した.そこから,円柱状試料を切り出し,圧縮試験用の試料とした.圧縮前に1100-1140℃で2-120時間時効熱処理をすることで様々大きさと分率のγ’ を析出させ,その試料をTHERMECMASTERで1100~1140℃の間で熱間鍛造を行い,ミクロ組織の観察をおこなった. 圧縮前の母相の平均粒径は,約40mm程度で,一次γ’のピン止めのおかげで,熱処理温度で,粒径の大きな変化は見られない.また,1130℃で時効時間を変えるとγ’での平均粒径は時効時間とともに増大する傾向がみられた.1130℃で時効時間を変えた試料を1130で熱間圧縮を行った.いずれも,応力の軟化がみられ,動的再結晶が生じていると考えられる.時効時間が長いほど降伏応力,ピーク応力は低くなり,析出している2次γ’のサイズが,動的再結晶挙動に大きな影響をおよぼすことが明らかとなった.熱間鍛造後の平均粒径は時効時間が長いほど大きくなる.鍛造後に残存している2次γ’を観察すると,マトリックスと非整合化していることが確認された.動的再結晶中に2次γ’は溶けるとから,大きな2次γ’粒ほど非整合化に有利になることが明らかとなった.
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)