2019 Fiscal Year Annual Research Report
The elucidation of taste coding mechanisms based on imaging techniques
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18H02153
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岡田 晋治 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (50376563)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 味覚 / 神経 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、味神経レベルで各基本味情報の伝達細胞を同定し、それらの細胞集団の重複を明らかにすること、味受容細胞から味神経への情報伝達をトレーサー輸送と神経活性化の2つの点から同時に評価すること、を目指している。これらの解析から味情報の伝達・処理のメカニズム解明に貢献することを目的としている。 本年度は以下の成果を得た。 基本味情報を伝達する神経細胞の同定実験に関して、3種以上の味受容細胞を起点としてトレーサーが輸送される動物の系統化に成功した。 また、それらの細胞集団の重なり合いを検討するため、上記動物のの掛け合わせによって、2種の味受容細胞を起点とした神経回路を可視化可能な動物を取得した。得られた動物において、免疫組織染色方によって各トレーサーの神経細胞における発現分布を観察し、それぞれの神経回路の関係性を明らかにした。3通り以上の組み合わせについて、この神経回路の関係性を明らかにした。また、使用した新規トレーサーについて、神経細胞における輸送様式など基盤的な特徴についても解析によって明らかにした。 神経細胞における神経活動を観察するため、神経活動マーカーを導入した動物個体を作出した。得られたこの動物個体を用いて、神経活動の観察条件について検討を行った。既報を基に様々な検討を行ったが、本年度の検討では観察条件の確立には至らなかった。本年度の結果を基に検討課題の整理を行った。来年度も引き続き、検討をすすめる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
神経活動の記録について、既報を基に検討を行っているが、想定通りの成果が得られていない。本年度の検討を基に、来年度の検討課題をまとめ、至急検討をすすめていく。
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Strategy for Future Research Activity |
神経活動の記録について、既報を基に検討を行っているが、想定通りの成果が得られていない。本年度の検討を基に、来年度の検討課題をまとめ、至急検討をすすめていく。 具体的には異なるプロモーターを用いて神経活性化マーカー発現を検討することによって、改善すると考えている。
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Research Products
(15 results)
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[Presentation] Efficacy of Partially Hydrolyzed Guar Gum on high fat diet-induced metabolic syndrome in mice.2019
Author(s)
Abe, A., Abe, K., Inoue, R., Naito, Y., Yasukawa, Z., Ozeki, M., Okubo, T., and Okada, S.
Organizer
The 7th International Conference on Food Factors (ICoFF2019) / The 12thInternational Conference and Exhibition on Nutraceuticals and Functional Foods 2019 (ISNFF2019)
Int'l Joint Research
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