2020 Fiscal Year Annual Research Report
Neuromedin U/Sとそれらの新規関連ペプチドの機能探索および橋渡し研究
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18H02354
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
村上 昇 宮崎大学, フロンティア科学総合研究センター, 特別教授 (80150192)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 賀之 宮崎大学, 農学部, 助教 (60807436)
中原 桂子 宮崎大学, 農学部, 教授 (90315359)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ニューロメジン関連ペプチド / 摂食 / エネルギー代謝 / 下垂体ホルモン |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、NMU、NMS、NURPおよびNSRPの4種類について、これまでに明らかにした生理的機能を比較し、まとめることを主な研究計画にした。例数が少なかった実験や、データーがばらついた実験を集中的に行って、再現性を確かめた。その結果、以下の内容が判明した。(1)摂食への影響では、NMUとNMSの側脳室投与が摂食を抑制したのに対し、NURPとNSRPの側脳室投与は、明期では促進し、暗期では変化が無かった。体温に対しては、NMUおよびNMSが上昇を起こしたのに対し、NURPは明期で体温低下を、暗期で体温上昇を起こし、これはNSRP投与でも同様であった。エネルギー代謝への影響では、すべてのペプチド投与で消費量は増加した。同様に、心拍数に対しても、これら4つのペプチドはすべて促進した。一方で、行動量に対しては、NMUおよびNMSは顕著な増加を誘起したが、NURP, NSRPは微増に留まり、有意な上昇には至らなかった。次に下垂体前葉ホルモン分泌への効果を比較すると、ACTH分泌に対しては、NMUとNURPは著しく分泌促進を起こしたが、NMSとNSRPではわずかな分泌促進に留まった。TSH、FSH、LHおよびGH分泌に対しては、いずれも有意な変化は見られなかった。PRLに対しては、以前に報告した通りである。一方で、下垂体後葉ホルモンに対しては、非常に興味深い結果が得られた。すなわち、AVP(バゾプレッシン)に対して、NURPのみが有意な減少を起こした。OXTに対しては、いずれも変化を起こさなかった。また下垂体細胞の培養系に、NMU、NMS、NURPあるいはNSRPを添加しても、前葉ホルモンの分泌には影響を与えなかった。以上の結果、これら4つのペプチドは共通した受容体があるにも関わらず、一方で、それぞれに独自の受容体を有している可能性が示唆された。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)