2018 Fiscal Year Annual Research Report
Intercellar reaction analysis using nanoparticles
Project/Area Number |
18H02560
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
加藤 大 昭和大学, 薬学部, 教授 (30332943)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ナノ粒子 / 細胞 / 光刺激 |
Outline of Annual Research Achievements |
細胞内で起こっている生化学反応(細胞内反応)は、あらゆる生物にとって生命活動を支える最も基本となる反応である。これまで、申請者は細胞内局所でのタンパク質等の機能物質を放出するナノ粒子を開発し、細胞内でナノ粒子からタンパク質を放出することで示す、細胞の応答反応を解析することで、細胞の機能解析を試みてきた。今年度は、ナノ粒子の安定性や精製法の開発などの検討を行った。ナノ粒子の評価には、HPLC、動的光散乱、原子間力顕微鏡のように、複数の装置で評価することで、より正確にナノ粒子の状態が明らかになることが分かった。また、ナノ粒子溶液に存在する夾雑物質が、シリカ多孔質体によって迅速に除去できることが分かった。その精製には、2価の金属イオンの電荷が重要であることが示唆された。今後は、開発した評価法で評価し、精製したナノ粒子を用いて研究を進めていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ナノ粒子の安定性の評価法や迅速な精製法を開発することができた。今後は、開発した手法を用いて評価、精製したナノ粒子を用いて研究を進める予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
計画にしたがって、研究を実施する。
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Research Products
(2 results)