2019 Fiscal Year Annual Research Report
In vivo reprogramming for ALS regenerative therapy
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18H02717
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
井上 治久 京都大学, iPS細胞研究所, 教授 (70332327)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 孝之 京都大学, iPS細胞研究所, 特定拠点講師 (80536566)
今村 恵子 京都大学, iPS細胞研究所, 特定拠点講師 (90379652)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 神経再生 |
Outline of Annual Research Achievements |
筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic lateral sclerosis: ALS)は、運動神経細胞が進行性に変性・脱落する難治性の疾患である。現在のところ症状を改善しうる治療法はない。近年、多くのALS原因遺伝子が発見され、疾患メカニズム解明や治療薬探索が進められているが、いずれも進行抑制を目指すものであり、失われた運動機能を回復する根本的治療としては、再生医療が重要である。本研究では、細胞に転写因子導入を行うことにより、別の種類の細胞へと運命転換させるダイレクトリプログラミング技術により、これまで不可能であった運動神経細胞の効果的再生医療の開発を行うための基盤研究を行う。 本年度、ダイレクトリプログラミング因子を搭載したiPS細胞から、in vitroで作製した神経細胞のマーカー発現、機能、遺伝子発現などを解析し、作製した神経細胞の検証を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
3年計画の2年目までの予定していた通りの進捗があったため。
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Strategy for Future Research Activity |
1.今後、引き続き、ダイレクトリプログラミング因子を搭載したウイルスベクターの効果をin vitroで検証する。 2.ダイレクトリプログラミング因子を搭載したの細胞をin vivoで検証する。
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Research Products
(25 results)