2020 Fiscal Year Annual Research Report
Search for the pathogenesis and drug target of atrial fibrillation based on ExWAS
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18H02803
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
古川 哲史 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (80251552)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 心房細動 / 全エクソン相関解析 / 自律神経 / マクロファージ / 炎症 |
Outline of Annual Research Achievements |
①Sall3に関する研究:前年度の研究で、Sall3が交感神経への分化に関わること、心房細動感受性SNPにより交感神経への分化がさらに促進されることが明らかとなった。そこで、Sall3のKOマウス、心房細動感受性Sall3 SNPのKIマウスを作成した。本年度は、野生型(WT)マウス、KOマウス、KIマウスで交感神経神経節、心臓神経節でTH(チロシンハイドロキシラーゼ)による免疫組織染色を行い、自律神経節においてKOマウスでは交感神経の分布が減り、KIマウスでは交感神経の分布が増えていることを明らかにした。また3マウスグループでテレメトリー心電図を記録し、心拍の日内変動からKOマウスでは副交感神経の緊張度が増加し、KIマウスでは交感神経の緊張度が増加していることを見出した。また心房細動の発生率・電気刺激による誘発率がKOマウスでは低下し、KIマウスでは増加していることを見出した。以上から、Sall3の心房細動感受性SNPが、交感神経の関与を増やすことで心房細動リスクに関与することを明らかにすることができた。 ②Tks5に関する研究:前年度の研究で、Tks5を欠損した単球、心房細動感受性SNPを有する単球を作成し、in vitro実験でTks5がマクロファージのpodosome形成を介してマクロファージの遊走に関わることを明らかにした。本年度は、前年度にCRISPR/Cas9システムを用いて作成したTks5 KOマウス、心房細動感受性Tks5 SNPのKIマウスを用いて、in vivoにおける検討を行う。心房細動の発生率・電気刺激による誘発率がKIマウスで増加していることを示した。In vivoでもTks5心房細動感受性SNPが心房細動発症に関与するデータを得ることができた。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] Coordinated demethylation of H3K9 and H3K27 is required for rapid inflammatory responses of endothelial cells2020
Author(s)
118. Higashijima Y, Matsui Y, Shimamura T, Nakaki R, Nagai N, Tsutsumi S, Abe Y, Link VM, Osaka M, Yishida M, Watanabe R, Tanaka T, Taguchi A, Miura M, Ruan X, Li G, Inoue T, Nangaku M, Kimura H, Furukawa T, Aburatani H, Wada Y, Ruan Y, Glass CK, Kankmi Y
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Journal Title
The EMBO Journal
Volume: 39
Pages: e103949
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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