2021 Fiscal Year Annual Research Report
糖・脂質・アミノ酸の栄養素の臓器間代謝調節機構の解明と応用法の探索
Project/Area Number |
18H02858
|
Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
宇野 健司 帝京大学, 医学部, 准教授 (50596632)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 糖代謝 / 脂質代謝 / アミノ酸代謝 / 臓器間ネットワーク / 糖尿病 / メタボリックシンドローム / オートファジー / リソソーム |
Outline of Annual Research Achievements |
1.2018年度以降、遺伝子組換えウイルスを用いた細胞実験系とCRISPR/CAS9ゲノム編集を用いた細胞実験系の確立、遺伝子組換えウイルスやCre-LoxPシステムによる遺伝子組換え動物実験系を確立し、研究を遂行している。 2.糖・脂質・アミノ酸の栄養素代謝を司る経路として、mTOR経路の下流オートファジー・リソソーム経路に着目し、その調節因子Xの過剰発現・RNAiアデノウイルスベクターを用いヒト肝細胞へ遺伝子導入している。その過剰発現細胞株では、マイクロアレイによる網羅的解析を既に施行している。 また、別課題にて確立することが可能となったCRISPR/CAS9ゲノム編集の細胞実験系を用いて、調節因子X遺伝子の目的配列を破壊した変異細胞株(X遺伝子のホモ変異細胞株、ヘテロ変異細胞株)を作製している。引き続き、これらの細胞株を用いた網羅的解析を行い、上記2.の細胞株の結果との比較を通して、発現変化のある各遺伝子の中から候補因子を選定する。 3.上記の調節因子Xの過剰発現アデノウイルスベクターを用いて、マウス肝臓に過剰発現したモデルマウスの解析を遂行しており、肝糖新生に与える作用を確認している。 4.CRISPR/CAS9ゲノム編集技術を用いて、転写因子Xの目的Exonの両端にLoxP配列を組み込んだ遺伝子組換えマウス(floxマウス)を作製・獲得できた。そして、タモキシフェン誘導性の肝臓特異的Cre発現マウスとの交配により、肝臓特異的X欠損マウスを系統樹立できた。また、タモキシフェンの用量調節を行い、タモキシフェンによる肝臓でのXの発現低下を確認している。引き続き、このタモキシフェン誘導性の肝臓特異的X欠損マウスの詳細な解析を継続する。
|
Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(17 results)
-
[Journal Article] Diagnostic Value of SD Score of Log-transformed Serum Dehydroepiandrosterone Sulfate in Patients with Hypothalamic-Pituitary-Adrenal Axis Insufficiency.2021
Author(s)
Naoki Edo, Koji Morita, Chisato Ishiwata, Rina Nakajima, Yohei Sayama, Takashi Suzuki, Miki Sakamoto, Kaori Okamoto, Takuya Uchino, Yuki Ozawa, Kiyoko Uno, Kenji Uno, Kazuhisa Tsukamoto, Toshio Ishikawa
-
Journal Title
Endocrine Journal
Volume: 68
Pages: 1337-1345
DOI
Peer Reviewed / Open Access
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] Impact of lifestyle changes on diabetes mellitus atherosclerosis risk management influenced by COVID-19 pandemic measures in Japan2021
Author(s)
Kiyoko Uno-Eder, Kazuhisa Tsukamoto, Rina Nakajima, Kenji Uno, Takuya Uchino, Koji Morita, Toshio Ishikaw, Masumi Hara, Daisuke Inoue, Hajime Yamakage, Noriko Asahara, Tetsuji Kaneko, Tamio Teramoto
Organizer
ISA 2021
Int'l Joint Research
-
-
-
-
-
[Presentation] ニボルマブ開始後にACTH単独欠損症と劇症1型糖尿病を発症した1例2021
Author(s)
鈴木 崇史, 伴光 帆奈美, 眞弓 大輝, 石渡 千聖, 佐山 遥平, 中島 利菜,岡本 かおり, 内野 卓也, 宇野 健司, 盛田 幸司, 石川 敏夫, 塚本 和久
Organizer
第94回日本内分泌学会学術総会
-
-
[Presentation] 糖尿病患者における中性脂肪値の管理状況 脂質治療薬内服有無による検討も含めて2021
Author(s)
佐山 遥平, 内野 卓也, 鈴木 崇史, 中島 利菜, 石渡 千聖, 伴光 帆奈美, 眞弓 大輝, 岡本 かおり, 江戸 直樹, 宇野 希世子, 宇野 健司, 盛田 幸司, 石川 敏夫, 渡辺 毅, 塚本 和久
Organizer
第53回日本動脈硬化学会学術集会