2019 Fiscal Year Annual Research Report
リジルオキシダーゼの酵素活性化分子を標的とした線維化抑制治療の開発
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18H02960
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
野田 和男 京都大学, 医学研究科, 助教 (50633161)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中邨 智之 関西医科大学, 医学部, 教授 (20362527)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | Fibulin-4 / コラーゲンクロスリンク / 真皮組織 |
Outline of Annual Research Achievements |
Fibulin-4コンディショナルノックアウトマウス作製のため、P0-Creマウスを導入した。P0-Creマウスの組換え効率評価のため、インディケーターマウスとして、R26tdTomatoマウスを導入した。 これらの交配によって、P0-Cre;R26tdTomatoを作製し、8週齢マウスの各種臓器における組換え細胞を観察した。その結果、背部皮膚真皮においては、ほぼ全ての線維芽細胞で組換えが起こっていることを確認した。また、心臓、大動脈、横隔膜においては、一部の細胞で組換えが起こっていることも確認した。 次に、P0-CreマウスとFibulin-4 floxマウスを交配することによって、P0-Cre;Fbln4 fl/flマウスを作製した。これらのマウスは生存可能であった。生後の成長段階を観察中であるが、外見上および触診上では、明らかな表現型を認めなかった。 そこで、Fibulin-4コンベンショナルノックアウトマウスを導入した。P0-Cre;Fbln4 fl/flマウスとFbln4-/+マウスを交配することによって、P0-Cre;Fbln4 -/flマウスを作製中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
マウスの導入、系統維持、交配を問題なく遂行できた。作製したマウスの表現型解析を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
P0-Cre;Fbln4 -/flマウスの表現型解析を進める。線維化モデルや創傷治癒モデルを作製し、組織学的評価を行う。 また、LOXコンディショナルノックアウトマウス作製のための、LOX floxマウス導入の準備を進める。
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Research Products
(3 results)