2018 Fiscal Year Annual Research Report
Effectiveness of ACO for Home Care Patients: Randomized Controlled Trial
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18H03028
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
岩瀬 哲 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60372372)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上條 吉人 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (90255266)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 高齢者 / 救急搬送 / 再搬送率 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度の研究計画書に従い、下記の研究内容を遂行した。 ①本無作為化比較試験のためのIDMC(独立データモニタリング委員会)およびデータセンター を設置。データセンターの設置は研究支援組織「日本がん治療研究機構」(NPO)に依頼した。②本無作為化比較試験のサンプル数を算出するために、埼玉医大病院救急センターのデータ・ベース(23,206人/2013年-2017年)を解析し、救急搬送患者(65才以上9,381人)の転帰を解析した。解析結果は次のとおり。・2013年は65歳以上が38,4%であったが高齢者は年々増加し、2017年には44,2%となっていた。・2017年、65歳以上の転帰は帰宅は47,4%、入院は47,9%であった。・2017年の65歳以上の再搬送率は23,8%、75歳以上の再搬送率は26,2%であった。・2013年の65歳以上の再搬送率は7,6%であり、高齢者の再搬送率は急増していた。・2017年、65歳以上の再搬送患者における初回搬送時の転帰は、帰宅が61,6%、入院が36,8%であり、帰宅患者の方が入院患者よりも統計学的有意に再搬送されていた。③本無作為化比較試験に導入する戦略的情報プラットホームを選択した。④本無作為化比較試験の試験プロトコールを完成させた。⑤無作為化比較試験のEDC (Electric Data Capture:電子的臨床情報収集)システムを構築した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究実績の概要で報告したとおり、初年度は遅れなくことなく研究が進んだが、試験プロトコールが未だ倫理審査の申請にまで到達していない。
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Strategy for Future Research Activity |
試験プロトコールの倫理審査申請準備を迅速に進め、倫理委員会の承認を得て感化登録を開始する。
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