2019 Fiscal Year Annual Research Report
Verification of effects of the inter-generational program and establishment of the system to continue the program in the facilities for children and the elderly.
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18H03086
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Research Institution | Mie Prefectural College of Nursing |
Principal Investigator |
六角 僚子 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (10382813)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井出 訓 放送大学, 教養学部, 教授 (10305922) [Withdrawn]
種市 ひろみ 東都大学, 幕張ヒューマンケア学部, 教授 (40525143)
粟生田 友子 埼玉医科大学, 保健医療学部, 教授 (50150909) [Withdrawn]
坂田 信裕 獨協医科大学, 医学部, 教授 (50362132)
林 幸子 獨協医科大学, 看護学部, 講師 (70642263)
松岡 千代 佛教大学, 保健医療技術学部, 教授 (80321256)
篠原 真咲 三重県立看護大学, 看護学部, 助教 (30846366)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 世代間交流 / 高齢者 / 子ども |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は「誰もが地域でともに暮らす」という国の理念に基づき、多くの幼老共生型施設での世代間交流を継続・発展させるという課題があり、開発した継続的 世代間交流プログラムと実践継続システムを活用し、各地域で実践及びその効果を実証する目的である。2019年度から2020年度にかけて、以下の作業を行った。 まず、1.教材準備と研修実施:教育プログラムを基に、教材を作成する。講義、世代間交流動画などはDVD化、資料の冊子作成を実施した。作成後、2019年度から2020年度にかけてそれぞれの施設職員へ研修を行った。そして2.世代間交流実践に関する意識調査作成と実施、高齢者の主観的QOL尺度Philadelphia Geriatric Center Affect Rating Scale、スタッフについては世代間交流実践に関する意識調査や職業性ストレス、児については幼児版のQOL尺度などの作成を行った。またオムロンの表情読み取りICTなどについては、専門性の高い分担者と共同で計画した。質問紙調査も2020年度にかけて終了した。 質的評価としてフォーカスグループ・インタビュー、観察などで評価の準備を現在行っている。さらに4.フィールド施設への施設長、世代間交流実践スタッフ(看護・介護職員、保育士)、高齢者と園児(子どもたち)・保護者への説明と同意書を獲得済みである。上記を実施し、対象者(スタッフ、高齢者、子どもたち)に対し、前調査開始を行った。さらに調査介入前の継続的世代間交流プログラムも実施を終了した。 現在は調査結果を全地区で分担者が入力・まとめを行っている段階である。 介入調査はCOVID-19情勢により、2019年度は高齢者施設・保育園とも閉鎖中であり、介入中止の状態である。収束状況を鑑みながら準備を進めていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現在は調査結果を全地区で分担者たちが入力・まとめを終了している。 介入調査は2020年初めを予定していたが、COVID-19情勢により、高齢者施設・保育園とも閉鎖中であり、介入中止の状態である。収束状況を鑑みながら進めていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度では班会議において、オンライン世代間交流の方法を提案し、各施設で開始している状況である。オンラインや世代間交流についての不具合をおのおの確認しながら、継続介入が行えるよう配慮しているところである。
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