2022 Fiscal Year Annual Research Report
Verification of effects of the inter-generational program and establishment of the system to continue the program in the facilities for children and the elderly.
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18H03086
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Research Institution | Mie Prefectural College of Nursing |
Principal Investigator |
六角 僚子 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (10382813)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 和樹 医療創生大学, 看護学部, 准教授 (10738363)
関 由香里 獨協医科大学, 看護学部, 助教 (20613285)
篠原 真咲 三重県立看護大学, 看護学部, 助教 (30846366)
種市 ひろみ 東都大学, 幕張ヒューマンケア学部, 教授 (40525143)
坂田 信裕 獨協医科大学, 医学部, 教授 (50362132)
林 幸子 獨協医科大学, 看護学部, 講師 (70642263)
松岡 千代 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (80321256)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 世代間交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、継続的世代間交流プログラムと実践継続システムを活用して介入し、その効果と確立を明らかにする実証研究を北関東地区・関東地区・東海地区の3地域の幼老共生施設で展開させる予定であった。しかし2019年末からのCOVID-19感染拡大の広がりから、本研究での対面式世代間交流は中断することとなった。そこで事前の継続的交流プログラム研修を受講した施設の職員がCOVID-19禍で工夫した世代間交流実践を通し、子どもや高齢者への影響や世代間交流継続のための課題を明らかにする目的とした。各施設で週1回程度のオンライン交流,各施設独自の特徴に合わせた手紙交換交流、窓越し交流、ビデオレターなどの方法が実施された。オンライン交流は2020年12月より半年間に10~15分程度実施した。研究デザインはフォーカス・グループ・インタビュー法による質的記述的研究である。世代間交流に参加した認知症高齢者は30名であり、世代間交流介入前の平均年齢は87.56歳、要介護度は3~4に集中しており、認知症の種類はアルツハイマー病が多く、次いで血管性認知症が占めていた。一方職員は8名(うち男性3名)と保育園職員(20歳代女性4名)であった。インタビューを3地区で実施し,録音内容を逐語録を作成した。逐語録からCOVID-19禍で工夫した世代間交流実践や今後の課題に関連する内容を抽出し、コード化した。結果,【オンライン交流は子どもに適応したが、高齢者には不十分であった】【職員はオンライン交流のマイナスイメージを持ちがちだった】【コロナ渦でそれぞれの施設の特徴に合わせた工夫の交流は高齢者・子ども・職員に効果があった】などの7カテゴリーが生成された。これらから施設の特徴を踏まえながら,非接触型の継続的世代間交流を可能にしていくためには、統括的継続的にサポートするシステム構築が求められると示唆された。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)