2020 Fiscal Year Annual Research Report
ICTを活用したDVハイリスク妊婦への支援プログラムの開発と評価
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18H03099
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
片岡 弥恵子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (70297068)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬場 香里 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (00825127)
江藤 宏美 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (10213555)
八重 ゆかり 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50584447)
堀内 成子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 特命教授 (70157056)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ドメスティックバイオレンス / DV / 妊婦 / スクリーニング / ICT |
Outline of Annual Research Achievements |
ドメスティック・バイオレンス(DV)は、親密な関係における暴力であり、女性と子どもの健康に深刻な影響を及ぼす。特に、COVID-19感染拡大下において、世界的にDVが増加していることが報告されている。2021年度は、コロナ禍でのDVの実態と医療における支援に関する調査を行い、その上で、ICTを活用した映像教材の可能性を検討した。コロナ禍のDV被害者支援について、5名の支援者へのインタビューから、【DV発見と支援の推進の加速化】【コロナ禍での支援に結びつく環境づくり】【院内外の連携の促進強化】【女性が行動を起こすための力を引き出す】【家での安全確保のための情報提供】の5つのカテゴリが抽出された。医療者は、コロナ禍においてDVは悪化していることを認識し、各医療施設においてDVの早期発見と支援を推進、女性の健康と安全を確保する必要がある。特に、外出自粛により加害者が家にいるという状況において、ICTの活用が有用であると考えられる。コロナ禍にて、被害者自身も支援を得るために外出しにくいため、家にいながら支援や情報が得られる方法が必須である。 DV被害者に向けたICTを活用した映像教材の開発、評価については、第61回日本母性衛生学会、第40回日本看護科学学会、第35回日本助産学会にて発表を行った。また、医療者を対象としたDV支援のe-learning効果に関する論文を投稿しJapan Journal of Nursing Scienceに掲載された。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)